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タイトル:ゴーレム乗りは荒野を駆ける(トルク・ギア改稿版)の批評 投稿者: 読むせん

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 荒れ果てた基地は、乾いた赤土に埋もれ超古代の遺跡のみたいな雰囲気になっていた。これがほんの10年ほど前まで最先端技術を駆使しながら稼働していたのが少し信じられない。 
だが、この灰色の遺跡は、いまや貴重品となりつつある金属類の宝庫だ。そんな遺跡に、ガコンガコンと金属がぶつかり合う音が響いていた。

その音は、十メートルほどもある人型の鎧が建物を分解し、そうして出てきた屑鉄を橇(そり)のような荷台に投げ入れる音であった。
鎧、と言ってしまって構わないだろう。人型ではあるが、その全てが金属に覆われ、稼働するたびに金属のきしむ轟音がする。

鎧は腕に当たるだろう部位で、灰色の建物をくだき、芯材に使われたのであろう鋼線を、こなれた手つきで引きずり出す。
これまた凄まじい轟音だ

マニピュレータの軋みと破壊されるコンクリート、引きずり出される強化合金ワイヤーそして合金に負けない金属製の橇に放り込まれ叩きつけられる。
 轟音に轟音を重ね、さらに轟音を足したような凄まじい音だ。

常人なら鼓膜が破れてしまうかもしれない。あと粉塵と排気ガスの悪臭もすさまじい。だが彼女はそんな状況でも、なんら支障はない。なにせコックピット内は遮音構造になっているし、この前思い切って専用のフィルターを買い替えたばかりだ。

「今日はこんな所かなーっと!」

 巨大ゴーレム――GG(ギア・ゴゥラム)のコクピットで操縦桿を動かしながら少女が声をあげる。名前はライカ。十五になったばかりだが、学校なんて物は無いこの緩衝地帯の荒野では、もはや一人前の仕事人だ。

「ここの基地は一通り漁ったし。そろそろ狩場を変えるか……」

 ライカは、器用にも籠を見もせずに鉄くずを投げ入れていく。
 ワイヤーの大きさ、重量と空気抵抗、そして腕の稼働域と反応速度、それら全てを掌握し、まるで自身の身体のように滑らかな動きをGGにさせることが可能なライカのようなGG乗りは、実のところ稀有な人材なのだが、独り働きの多いまだ幼い彼女からすれば知った事はない事実だ。

「ケーッ! GGの一台、銃の一丁もねぇの。しけてるなぁ~」

 文句を言ったって、残り物が無くなるまで掘り続けたのはそもそも彼女である。

「それじゃあ、今までお世話になりました、と」

 橇(そり)のホバー機構を再起動し軽くGGの上体を曲げて遺跡から出る。口調こそ荒いが礼儀は弁えているつもりだった。今となっては跡形すらないけれど、場所そのものに向かって彼女は頭を下げていた。

「にしても、ここの基地は稼げたよな……」

 この規模の基地にしてはという条件付きであるが、比較的状態のいいGGが三機に、指揮官室に残されていた徽章などの貴金属類、更にはまだ使える整備用の道具など。
 色々なものが放っぽられていたお陰で、ライカは三カ月食い繋いでこれたのだ。散った者が居るというなら哀悼の一つも示すが、それ以上に『飯のタネ』としての感謝が大きい。

ライカは器用にGGを動かし、遺跡へ祈るようなポーズをとらせると、橇を引きずって移動を開始した。

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とかを望んじゃう(笑)
冒頭が少し読みにくいっす。面白くなる前に飽きてしまうかもしれないから、もうちょい工夫を要求するーヾ(:3ノシヾ)ノシ

今回は自分でも慣れてしまったのか、冒頭に不親切な文章が多くみられる気がします。
ビギナー向けの気持ちを忘れないでほしいです。町まで来れば、ぐっと面白そう度が上がるから、そこまで飽きさせずに案内してほしい。「読者まぐち」は広い方がいい派。

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