こんにちは
『盗掘屋』という設定がそれほど強いワードとして残ったのでしょうか?
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小説はつい自分の作品内だけで語ってしまいたくなるのですが。
世の中にはすでに星の数ほど物語があります。
〇〇から何かを盗むという設定自体は非常によくあります。
そういった設定を選ぶことが悪いと言っているのではありません。
別の物語では例えば「怪盗」「盗賊」「窃盗スキル」といったように。
やっていることはほとんど同じでも、物語が違うと、別の呼び名で作中に登場してきます。
賞のような場所で聞かれることといえば。
この物語を読んで。
例えばこの物語での盗掘屋のことがよく分かった、といったような感覚のことです。
でなければ主人公は盗掘屋である必要がない。それこそ主人公は冒険者でも、商人でもいいですよね、だって盗掘屋のことがよく分からないなら何だっていい。これは読者から言われてしまいます。
そのうえで、
A作品、B作品、C作品が例えば同じような、主人公が〇〇から何かを盗むという設定。
を与えられてから物語がスタートしていたとすると、今でいうところの、より盗掘屋らしさが表現されている作品が、賞で上にあがっていきます。
この物語のコンセプトがどこにあるのかは作者でない私には分かりませんが、それがいま仮に盗掘屋だったとするなら。「盗掘屋とは何か?」そのことについてよく分かるように書いてある必要があります。
そして、これはロボットについても同じことがいえます。
A作品、B作品、C作品があったとしたら。
よりロボットのことが分かって、ロボットを表現できているものが上にいきます。
『自分の精神的な弱みに気づいて、一歩成長すること』
これ自体も料理の仕方次第で面白いのですが、ありふれたものです。
主人公とサブキャラを合わせて、5人集めたら、必ず1人はこれに該当します。
一応言っておくと、”私は否定するためにこのようなことを書いているわけではありません。”
盗掘に行ったら宝石が手に入った。宝石を調べていくうちに他の街の盗掘屋から命を狙われた。
盗掘屋ならではの発想のおかげで宝石の謎をとき、すごいロボットが見つかった。
あえて適当に書きましたが、ストーリーに盗掘屋を反映させています。
・盗掘ではたまに宝石が手に入ることがあるようだ。
・宝石によっては他の街の盗掘屋から狙われることもあるようだ。
・盗掘屋だったので宝石の謎がとけた。
といったような誰でも思いつきそうなことでも、読者はその面白さに出会っていません。
作者は知っていて当たり前のことでも読者には書かないと伝わらない。
こういったことの積み重ねが、この物語における「盗掘屋」とは何か? それが読者に分かるか?
という評価に繋がっていくので。
もっとストーリーに反映させてみてると面白くなるかもしれませんね。
賞や読者の意見を取り入れ、より効率よく書こうとすればするほど、テンプレになっていきます。これは避けられません。テンプレを書いたらと言っているのではないですが。
テンプレの方が書いてある内容が伝わってきて、面白いならその別作品が上にいきます、テンプレを選ばないというのは言い訳になりません。だからこそテンプレとどう向き合いアレンジするか、あるいは別路線で行くことも視野にいれながら。
良い意見だけを取り入れ、悪い意見は捨てましょう。
周りの意見を全部聞いていたらテンプレコースまっしぐらです。
私の感想や意見も、自分がいいなと思う部分だけを使ってください。
この物語は何をする物語で、それは〇〇を通して表現されていくの部分をもっと分かりやすくしていくと、簡単に良くなると思います。
応援しています。