追記。なんとなく『添削する前に知ってほしいこと&キャラ紹介』をまとめたので、良かったら。キャラ紹介以下は『作者が語りたいだけ』なんで無視でいいっすよ。
ざっくり言うと、これは『その指摘は嬉しいんだけど、俺としては狙ってたことがそもそも違うから、そこを言われてもどうしようもないな~』ってのを書くためのメモです。ラ作研のコメント欄に書くにはやや長いので、ここに追記します。
なお、『そもそもそれ狙う発想が受けないんだってば!』という指摘に関しては歓迎しております。ぜひぜひ、お願いします。
まず、やりたかったこと。
ロボットアクション。無双。不殺系主人公。『戦うこと・殺さないこと』について主人公が悩むこと。少し枯れたオッサンと少女の絡み。殺伐とした中でも失われない日常。
あたりです。いくつかの要素はミリタリ的にはリアリティが無かったりしますが、『そういうことがやりたかった』と通じてる範囲において、そのリアリティは無視して書いています。逆に言えば、『通じてねぇよこの文じゃ!』と思ったら、指摘してください。
次に、キャラクター。
天邪鬼だったり、ふざけて謙遜するキャラが居るので『自称とやってること違うじゃん!』ってのの一部は性格のせいです。
ライカ。主人公。性格は理性的でお人好しだけど、同時に(競技的な意味で)戦いが好き。言葉使いが荒いうえに、分かりにくい例えや変な見栄の切り方をすることがある。謙遜してたり、少し嘘を言ってるように見えることも有るけど、彼女なりのカッコつけである。
GG操縦の腕はこの世界全体でもトップ五十に入るくらい。動体視力と反射神経のバケモノ。格闘レンジに絞ればトップ十ってくらい。
トーマス。サブ主人公その一。人前では理性的に振舞っているし、基本的に『D85』にとっての損得を勘定して動くが、根は単細胞。慣れないことをするとすぐ手詰まりになる上、突発的な事態にも弱い。
元維持軍の技術将校トムス・アレイであり、大戦期に維持軍を支えていた英雄的GGトルク・ギアの開発者であるが、維持軍のひどさに絶望して脱走。この世界でも一二を争うメカニックだが、隠し事がとても多い。
ジェイク。サブ主人公その二。人前ではひょうきんに振舞うが、馬鹿みたいに高い瞬間記憶力と経験値で人の腹を探ろうとしている奴。でも根は良い人。そしていい加減な人。そもそも戦争に参加した理由が『出稼ぎ』だったりする。
元革命軍のエースパイロット・ジェイコブであり、この世界でもかなり早い段階でGGの兵器特性に気づき、ゲリラ戦術などを実行した人。先述の瞬間記憶力で相手の動きをある程度読めるため、百発百中のガンマンである。
そのほかの人は、まぁ今回はそこまで重要じゃねぇっす。
最後に、用語。ぶっちゃけ、作者が語りたいだけなんで無視してくれていいっす。冒頭に書いた『リアリティのない』ミリタリを補助する側面もありますが、大体作中に書いてあるので多分読まなくて大丈夫。
GG。ゴーレムを応用した十~十五メートル級乗り込み式人型兵器。
三千年前の建国時に封印された『生活に必要な魔道具以外の魔法技術』の一つ。と言っても、当時あったそのものではなく、現代人が当時の資料を基に復元したもの。材料不足・技術レベルの劣化によって再現度にはムラがあり(ぶっちゃけ、ほぼ全て30%以下)、また希少素材を使った一部機体は『一騎当千』に至ることも有る。
人の形をしている理由は『ゴーレム魔法』そのものが人型でないと起動しないからだが、その大きさとコクピット型である理由は作中未出の『あるもの』と戦うための鎧兼魔力の出力装置。雑に言うと魔導書と鎧に魔力用の原子炉混ぜた感じ。
ゴーレムであるため、制御基板が頭部にありそれを傷つけられると停止する。兜で覆うくらいのことはしていいけど人型を逸脱すると動かなくなる謎仕様。
GG戦闘。三千年の間に、戦闘技術・戦術も劣化した。現代人は『弓と大鎧と馬と剣が使える重装騎兵の究極系』くらいにしか思ってない。
そのため、銃の有利性もわからなければ、『剣と銃を同時に握ってヒットアンドアウェイする』なんてのも、気付いた奴しかできない戦法。ベテランの中でもセンスがある奴だけが上手に戦える状況であり、戦争による壊滅的被害も手伝ってまるで教育のなってない新兵と経験豊富な熟練兵の腕の差は相当なもの。具体的には十年くらいの技術的アドバンテージは問題にならないレベル。
当然だが、指揮官もまた大半が無能であり、何十人もの『一騎当千の英雄』が世界中にごろごろいる感じ。
壊滅戦争。維持軍と革命軍に分かれて行われた戦争。『組織がズブに腐っているが、お金と人口で優る』皇帝派の維持軍と、『志は高くて技術者もいるけど、金も人口も足りない』大公派の革命軍であった。まあ、連邦VSジオンと大体似たような構図。
ちなみに、両軍それぞれ最盛期の所有GG数が維持軍:四千、革命軍:二千五百って感じであり、一方『一騎当千の英雄』がそれ以外と戦った時の一日当たりの撃墜数が約百弱。まあ、戦争特需で人の命と兵器が馬鹿みたく飛んでた時代なんですが。
かなり馬鹿にならない速度で消耗戦を繰り広げた挙句、最後にとある大事件によって両軍それぞれ千機近く破壊されたために、休戦を余儀なくされた。
ぶっちゃけ、ほっといちゃまずい状況がいっぱい転がってるんだけど、どちらの正規軍も立て直しが精一杯で色々掘っておかれてるのが現状。