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タイトル:黒王と聖王の戒律の批評 投稿者: t

こんにちは
002→009、052→066 を読みました。
最後は気持ちのいい、「完」でした。
綺麗に畳んだなぁ、お見事!

長所は、002→009なら。

善悪二元がテーマだと読者に感じさせることができている。

戒律、ズルワーン、ライルや善悪二元が反映された世界であったり、善悪二元を様々な違う角度(視点)から書けていました。こういったことが普通はなかなかできません。
その点、中心(善悪二元)に焦点を合わせて、素材を使い倒すことができていたのは、素晴らしいことだと思います。

異世界転生のよくある流れで、赤ん坊からいきなり戦場に飛ぶあたり読者を選ぶのですが、寄り道をしないぶんやりたい事がはっきりしていて(白騎士達など)。個人的には読みやすかったです。

052→066

まず驚いたのが、まだ善悪二元が中心の主張があるお話が続いていたことです。すごい熱量でした。

途中から読み始めたのですが、それでも読んでいて、熱い台詞があったのがよかったです。

マコトの大冒険がちゃんと終わってて、なぜか、子供の頃に夏休みの宿題で児童小説を読み終わったような、そんなことを思い出しました。

ーーーーーー

全体を通して主張があったのが良かったです。
ただ最後の方は先鋭化していたので、共感までには至らず……。

このお話で言いたかったことの熱量は十分伝わってきました。
勉強で例えるなら、国語の点数は85点なので国語で100点を目指すよりも数学の点数を上げた方が、同じ努力量でも伸びしろが違う。
例えば、都市や拠点を守るといった枠組みのなかに話を落とし込むことを意識されるだけで、味がマイルドになり万人受けしやすくなり。品質がすごく良くなると思いました。

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