荒れ山の屹立の山桜かな
回答者 秋沙美 洋
てつさん、こんにちは。
御句読ませて頂きました。
桜は(余程特殊な条件が揃わない限り)上に伸びる性質を持ちます。わざわざ「縦に」と書く必要は全くありません。横に伸びていく桜があったら不気味でしょ?
また、音数合わせで「伸びていく」を「伸びてく」と省略していますが、これは「い抜き言葉」といって、俳句に限らず文筆において避けるべき使い方です。
話し言葉を用いた俳句ならばともかく、御句の場合ではただただ雑な印象しかありませんね。
添削案の「屹立」とは堂々とそびえ立つ、という意味合いを持ちます。「縦に伸びてく」を4文字の言葉で言い換えれば、3音の余裕が生まれます。
ここに他の要素を入れてみたり、詠嘆を入れてみたりと、やりようは色々ありますね。
点数: 1
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家の周りは低い丘ぐらいの山があります。
そこに縦長の桜が咲いています。