雪積り愛犬の鼻鈍りける
回答者 イサク
おはようございます。
御句拝読しました。ぱっと見の問題は、切れ字「や」の位置と、中八ですね。それは「猟犬の」「鼻先にある」とすれば解消するからよいのですが、最大の問題は別にあるようです。
それは「『猟犬は雪が積もると嗅覚が鈍る』ということを説明しようとしている句」であることです。この句意のままでは、どうしても俳句らしくない形にならざるを得ません。
御句の原形を生かして形を作るならば、付きすぎとなる「闇」を抜くなどして、
・猟犬の利かざる鼻や山に雪
・猟犬の鼻鈍りけり山に雪
あるいはストレートに
・雪積り猟犬の鼻鈍りけり
・雪積り犬の嗅覚鈍るやう
なのですが、句意を生かそうとすれば、どうしても私の腕では説明文から脱出することができませんでした。ご参考まで。
点数: 1
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猟銃会の方から聞いた体験、雪が積もると嗅覚が鈍るそうです。