俳句添削道場(投句と批評)

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菜花噛みアスパラ噛みて春を噛む

作者 佐久川秀樹  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

御覧のように季語が三つあります。句意は歯の治療が済んで今まで食べれなかった野菜をたべれるようになった喜びを表したものです。食物(植物)はそれぞれ季語となっており夏や冬の食物がはいらないように気を付けました。私のような素人が季重なりの俳句を書くのはまだ百年早いと言われそうですがアドバイスをお願いします。

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アスパラガス噛み菜花噛み春を噛む

回答者 一鷹

下五の「春を噛む」が素敵な詩になっていますね。
このおかげで、主役の季語は春だとわかりますから、(私は素人ですから)大丈夫とは言い切れませんけど、駄目ということはないと思います。

でも気になる点が3つ。
1.アスパラではなく、略さずに「アスパラガス」と書くようにした方がいいです。
2.菜花もアスパラガスも旬は晩春なので、「春の喜び」を表すには少し弱いかもしれません。早春の野菜や山菜でお好きなものがあれば、そちらの方がいいかもと思いました。
3.中七を「噛みて」にしたのは意図的にでしょうか、字数合わせでしょうか。「噛み」か「噛む」にしないと繰り返し効果が削がれてしまいます。

手直し案はアスパラを略さずに済むようにしてみました。

点数: 2

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添削対象の句『菜花噛みアスパラ噛みて春を噛む』 作者: 佐久川秀樹
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