俳句添削道場(投句と批評)

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空澄めば庭を亀虫五つ六つ

作者 根津C太  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

細かい配慮ができない、おやすみなさい😪

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「空澄めば庭を亀虫五つ六つ」の批評

回答者 いなだはまち

根津C太さん
措辞にご苦労されていらっしゃるご様子。ありきたりでない、自分の措辞を探すのは、大変でありまた楽しさです。苦労して見つけた時の喜びは一入ですね。
私事ですが、「寝室や妻との時差のある夜長」・・「時差」という言葉を見つけた時はニンマリした覚えがあります。

映像は、縦・横・上・下・天と地・過去・現在・未来・宇宙と無限の可能性がありますので、どんな気持ちを託そうとされたのか振り出しに戻っててもいいですね。

季重なりは生きないと思いますので、亀虫に生命感を与えてみてはどうでしょうか。
「宙」なんて文字が浮かびました。笑

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「空澄めば庭を亀虫五つ六つ」の批評

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

根津さん、たびたびこんにちは。
御句読ませて頂きました。

これは格段に良くなったのではないでしょうか。
「空澄めば」ここで一旦空の映像を出しつつ、庭の亀虫へと切り替わっていく。この切り替えがスムーズですねー。
「亀虫五つ六つ」これも非常に良いですね。亀虫単体ではなく五つ六つ、相当臭い事でしょう。視覚だけでなく嗅覚にも訴えてくる、実に臨場感のある句に生まれ変わったのではないでしょうか。

さて、助詞に悩んでいるようなので…。
当該する助詞の切り替え候補として、パッと思いつく限りでは「に」「を」「へ」「の」が浮かびました。

庭「に」亀虫五つ六つ…目の前の庭に亀虫が止まっている(動いていない)
庭「を」亀虫五つ六つ…庭を亀虫が飛んでいる、動いている(おそらく止まってはいない)
庭「へ」亀虫五つ六つ…今まさに亀虫が庭へやってきた
庭「の」亀虫五つ六つ…少し遠くから眺めている庭に亀虫がいる

それぞれの助詞で、このようにイメージが変わってきませんか。
それにしても助詞ってめちゃくちゃ面白いですよね。たった一文字で、亀虫の動きがこんなにも変わっちゃうんですから。
これは僕だけかもしれませんが、俳句って助詞をこねくり回している時が一番楽しいです。

ちなみに、助詞ではなく切れ字「や」を用いた場合は
「空澄みし庭や亀虫五つ六つ」…亀虫と庭の対比。空もこんなに澄んで気持ち良い庭なのに、亀虫は五匹も六匹もいる…というイメージでしょうか。

上記以外にも探せば合う助詞はありそうなので、根津さんが目にした亀虫の動きに一番近い助詞(または切れ字)を推敲されてはいかがでしょうか。
楽しいですよ助詞。

点数: 0

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添削対象の句『空澄めば庭を亀虫五つ六つ』 作者: 根津C太
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