「木枯らしやクラシカルな不協和音」の批評
回答者 丼上秋葵
改めまして、おくらです。
恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。
浮かび上がる情景に関しては、平果様が仰る通り、「木枯らし」の素敵な「不協和音」が聴こえてきました!
詠み手の【ただ無秩序に吹きすさぶ「木枯らし」の音を、「クラシカルな不協和音」という一種の芸術作品として受け止めた】という感性が、まず、素晴らしい一句だと思います。
技巧的な側面では、独特の破調とならび、「クラシカル」の選語が、秀逸だと思いました。
【意味を剥奪されたかのようなカタカナ表記の「クラシカル」は、「木枯らし」の不完全なアナグラムであり、また、木々の「暮らし(を)刈る」といった退廃的な響きも内包しているような、正に「不協和音」の中心地である】と感じられました。
仕事が忙しすぎる現在、中々自然の声に耳を傾けることができていません。御句で、追体験させていただき、少し元気が出ました。
ありがとうございます!
点数: 1
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おはようございます。久しぶりの投句です。