俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

木枯らしやクラシカルな不協和音

作者 和光  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

おはようございます。久しぶりの投句です。

最新の添削

「木枯らしやクラシカルな不協和音」の批評

回答者 丼上秋葵

改めまして、おくらです。

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

浮かび上がる情景に関しては、平果様が仰る通り、「木枯らし」の素敵な「不協和音」が聴こえてきました!

詠み手の【ただ無秩序に吹きすさぶ「木枯らし」の音を、「クラシカルな不協和音」という一種の芸術作品として受け止めた】という感性が、まず、素晴らしい一句だと思います。

技巧的な側面では、独特の破調とならび、「クラシカル」の選語が、秀逸だと思いました。

【意味を剥奪されたかのようなカタカナ表記の「クラシカル」は、「木枯らし」の不完全なアナグラムであり、また、木々の「暮らし(を)刈る」といった退廃的な響きも内包しているような、正に「不協和音」の中心地である】と感じられました。

仕事が忙しすぎる現在、中々自然の声に耳を傾けることができていません。御句で、追体験させていただき、少し元気が出ました。

ありがとうございます!

句の評価:
★★★★★

点数: 1

添削のお礼として、丼上秋葵さんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「木枯らしやクラシカルな不協和音」の批評

回答者 平果

句の評価:
★★★★★

木枯らしに耳をそばだててみたくなる句ですね!

「不協和音」は、不安を掻き立てるような木枯らしの音を、格調高く言い表している語だと思います。この語のみだと暗さのみが前面に出てしまうところを、「クラシカル」で形容したのは素晴らしいと感じました。カタカナ語と四字熟語との軽重の対比も面白いですし、なにより「クラシカル」とすることで、どこかで聴いた音・知っている音・馴染みある音というような意が生じ、「不協和音」の不安もどこか和らぐように感じられる点がいいですね。

「クラシカル」は軽さがいいので、貴句の通り「クラシカルな」と現代語にするのが最適だとは思うのですが、どうにか七音にしたいと思い、「クラシカルなる」を考えましたが、やはり少し重たくなりますね。

点数: 1

添削のお礼として、平果さんの俳句の感想を書いてください >>

「木枯らしやクラシカルな不協和音」の批評

回答者 平果

句の評価:
★★★★★

追記、失礼致します。
「クラシカルな」が六音なのは、「不協和音」が六音だからなんですね。「不協和音」は、あまりに座りがいいので五音だろうと疑いもしませんでした。一句として十七音になるように「クラシカルな」にしたのですね。

点数: 1

添削のお礼として、平果さんの俳句の感想を書いてください >>

ご批評を賜りまして感謝です

回答者 丼上秋葵

句の評価:
★★★★★

こんばんは。
ご無沙汰しております、
おくらです!

拙句「自閉症」の句にご返句を賜り、ありがとうございます。

◆秋晴や自閉症に錆びたナイフ/和光様

千日草様がおっしゃるように「自閉症」にも色々な病態がありますが、全てに共通しているのは【患者自体は、他人に対して優しくありたい、と思っている】場合が多いことです。

ですが、【〈空気が読めない〉患者たちは、他者から疎外されるケースが多く、自衛の為に、必然的に、他者に対して〈攻撃的〉もしくは〈逃避的〉になってしまう】方が多いようです。

【「ナイフ」は正に、彼らがその自衛の為に、心に備えたもの】だと、私は読み取らせていただいたのですが、いかがでしょうか?

その「ナイフ」が「錆び」ているということは、彼らがその「ナイフ」を研ぐことも使うことなく、穏やかな日々を過ごせたことの寓意だと、受け止めました。その〈清々しさ〉が「秋晴」の〈爽やかさ〉と重なり、素敵な読後感のある句だと思います。

ありがたく、頂戴いたします。

私自身は、持病の「双極性障害」が七年ぶりに〈躁〉の様相を呈しております💦

常に脳がフル回転状態で焼ききれそうなので、極力、頭脳活動は控えたいところでありますが、コメントをいただきました礼儀として、御句に感想を述べさせていただきたいと思います。

長くなりましたので、追って、コメントをお付けいたしますね!

点数: 1

添削のお礼として、丼上秋葵さんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

絵本描き桜サンドで子守する

作者名 翔子 回答数 : 2

投稿日時:

伏龍肝夏の余韻に殴られる

作者名 おいちょ 回答数 : 0

投稿日時:

コスモスや信号待ちの風の色

作者名 コウ 回答数 : 5

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『木枯らしやクラシカルな不協和音』 作者: 和光
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ