「秋暮れて電話に集う部活の子」の批評
回答者 鳥越暁
とりいそぎ・・・
ご質問の件、結論を申せば「三段切れ」ではありません。
「電話に集う(のは)部活(終わり)の子」と切れは入らないので。
場面の切り替えを意識して作句なさると広がりが生まれますよ。
例えばコメントいただいた拙句では
「鵙の贄/朱に染まり染む雲の群れ」となります。
季語である「鵙の贄」で切っています。
情景としては、「枝にモズのはや贄が刺さっている」・・・贄のアップを想起させて切ります。その後、背景の空に目を移せば「雲が夕日に照らされて朱に染まっている」さらにその雲は一つではなくて「群れを成しているように」浮かんでいる。ということです。手法としては一つの「物」から周りの「風景」へとクローズアップするものです。利点は広がりが出て、趣が増すことでしょう。
ちなみに風景からマクロにズームアップする手法もありますよ。
点数: 1
添削のお礼として、鳥越暁さんの俳句の感想を書いてください >>
中学生携帯禁止。部活が終わると一つある前の体育館前の公衆電話に迎えの電話に集まります。