「春寒や癒ゆる時のみあらまほし」の批評
回答者 ゆとりろ
みつかづ様
拙句「皸やフォークで」にコメントありがとうございます。丁寧に分析していただき感謝です。
ミスドが好きで中でもチョコリングが大好きなもので、何とか句にできないか店内で模索しました。「フォークで食べる」が説明的で、「チョコリング」とする必然性がわからないとうご指摘、確かにと思います。直していただいた御句、何度も口に出していると、じーんと情感が出てきます。佳い句にしていただきありがとうございます。
御句、古語を駆使されて味わい深い作品です。古語は高校時代で止まってしまいすっと分からなかったですが、解説を読みよく分かりました。春寒の季語がよく生きてらっしゃり、中七との呼応もいいです。下五のあらまほしが効いてますね。感想しか述べられませんが佳い作品とおもいます。ありがとうございます。
また今後もご指導よろしくお願いします。
点数: 1
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古語句でございます。心情句ですので、景はやや見えにくくなっております。
俳句では原則、形容詞や形容動詞は避ける方が無難(=説明になり易い)ですが。
「春寒や癒ゆる時をぞ訝しき」とどちらが伝わり易いか。
句意:初春で寒いなあ。私の心身(と修理に出したスマートフォン)が
本復する時がただもう、あってほしい。
体言に接続している副助詞「のみ」は強調を表し、
「特に。ひどく。ただもう。それこそ」の現代語訳になります。
下五の「あらまほし」は連語で動詞「あり」の未然形に
希望の助動詞「まほし」が接続して、「望ましい様子」を表しているものです。
「(…で)いたい。ありたい。あってほしい」の現代語訳になります。
比較句の「をば」は格助詞「を」+係助詞「は」の連語で、「時」を強調。
形容詞「訝し」は以下の意味でございます。係り結びで連体形「訝しき」。
①:(様子が分からず)気掛かりだ。心もとない。
②:(様子が)知りたい。はっきりさせたい。見たい。
③:不審だ。疑わしい。変だ。
比較句は「原因と結果が論理的に読めてしまい、心情が「説明」として
回収され易い」と考え、本句にいたしました。
本句は読者側が「理由」を自由に補完できて直感的に
「寒い・待っている・足りない」が残り、読後に感情が滞留する分、
良いかなと考えました。
以降、お返事遅くなる事が予想されます。
予めご了承いただけますと幸いでございます。