「いつとなく目をつむりけり年忘れ」の批評
回答者 ヨミビトシラズ
大晦日は、大体夜の6時くらいからテレビを見て、その流れで日が変わる頃に年越しそばを食べて、ズルズルと起きて、そのうち寝ていて起きたら正午くらい……というのが私の年末。「いつとなく目をつむりけり」は、私の経験(?)からいっても説得力があります。
ただ、(全く存在しない訳ではないようだが)中七に「けり」を入れる句は珍しく、個人的にはちょっと違和感が。そこで、比較の句として……
A:いつとなく目をつむりたる年忘れ
B:年忘れいつとなく目をつむりけり
C:いつとなく瞼つむるや年忘れ
この3つの句を考えました。しかし、Aは自然なものの「つむりたる」は現在進行形なので「寝る瞬間は自覚できないだろう」という突っ込みをされる恐れがある。また、Bは句の形としては普通だが、句景と語順が普通なのでインパクトはやや薄い。
中七に「や」のある句は沢山あるので、音数を調整してCのような形ならば自然かもしれないが……果たしてどうだろう。
なお、これは完全な余談ですが……江戸時代の人は大晦日は一晩中起きていて、除夜の鐘が終わると、初詣はもちろん、世話になっているお店やお得意先に挨拶回りをするのが一般的だったそうです。寝てる暇などどこにもない(^_^;)
点数: 1
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