「ギチギチと鳴きて早贄新しき」の批評
回答者 イサク
おはようございます。はじめまして。
季重なり、気にするところですよね。
掲句「ギチギチと鳴きて早贄新しき」については、「鵙」を抜こうとするあまり、ちぐはぐな印象を受けます。
季重なりを避けるために季語を遠回しに言う、というのは成功しづらく、あまりお勧めできません。
実は「鵙の早贄」とは、これでひとつの季語です。
ので、一句の中で同居していても季重なりだからダメということにはならないと思います。
なので、コメントにある「鵙鳴きて早贄一つ残しけり」という句の方が、形は整っていますし、作者の言いたいことの芯がきっちり通っていりと思います
ここからは次の段階。少しだけお伝えします。
コメントの句「鵙鳴きて早贄一つ残しけり」は整っているのですが、「鵙の早贄」とはすなわちそういうもの、と私は思います。
これは「季語の描写」というよりは、「季語で皆が想像するような風景をわざわざ説明した」という内容になっていて、鵙の早贄としては当たり前。「当たり前」と思われてしまうと、感動は得られにくいです。
この「当たり前」を回避してみる、というのも考えてみると、作句が膨らんでいくと思います
点数: 1
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自宅の庭で見た光景です。最初は、「鵙鳴きて早贄一つ残しけり」だったのですが、「鵙」と「早贄」で季重なりとなり、また、「早贄」と言えば「鵙」なので、鵙を省略し鳴き声をオノマトペで表しました。