「鳥の巣で新たな命生まれ出る」の批評
回答者 イサク
こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。
すでに数句、投句してらっしゃいますし、それぞれの句で他の方のコメントも頂いているようですね
私のコメントは、やや厳しめに見える意見かもしれません。
◆この句は、季語「鳥の巣」について、十七音かけて説明しているタイプの句です。
初心者さんがよくやってしまう形ですね。このサイトでもしばしばみる形です。
季語「鳥の巣」はただ「巣」という意味ではなく【鳥が卵を抱き、雛を育てる場所】という意味を含みます。だから春の季語になっています。
言い換えれば、季語「鳥の巣」と出すだけで、「鳥の卵」や「雛」の映像は読者が頭の中に思い浮かべます。(これを「俳句の鑑賞」と言うことがあります)
なので、この句は季語「鳥の巣」を全部で17音使って一部だけ説明しているのですが、季語「鳥の巣」4音に意味が全て含まれているので、残り13音が無駄になっていることになります。
季語の持つ意味については、日本語としての意味は当然のことながら、歳時記で調べることをお勧めします。
歳時記について、まずは本になっている歳時記(電子辞書でもいいです)を確認することをお勧めします。
(どうしても入手が難しいならネットで調べてもよいですが、ネットは嘘情報も頻繁に散見されますし、AIも嘘や間違った情報を出すことが多いので、あまりお勧めしていません)
推敲するとして、
「鳥の巣(助詞)○○○○○○○○○○○○」という形で、助詞含めて13音が全く別のことを表現できます。
たとえば、鳥の巣の周囲のことを描いてみる句を出します。季語「鳥の巣」を使うことで、鳥の巣で親鳥や雛の出す音や鳴き声が聞こえてくるでしょうか?
完成度は全く高くない句ですが、ご参考まで
・鳥の巣が松の大樹を騒がせて
点数: 1
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中学生です。
現在のお題の鳥の巣で句作をしてみました。
鳥の巣では雛が産まれると自分で考え作ってみました。