「ひとひらの花びら散りゆく暮れの春」の批評
回答者 なお
たなかたけしさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。厳しくして、改善点を教えてくださいとのこと、そのようにさせていただきます。
まず、改善点を教えてくださいというのであれば、「私はこうしたいと思ってこのようにしましたが、これで伝わりますか?」というコメントがあると、改善点もアドバイスしやすいです。何もないので、形式的な点のみのアドバイスになります。
まず、俳句は五七五が基本ですが、多少の字余りはOKです。しかし、中八と言って、中の句の字余りは、俳句にとって大事な息継ぎが出来なくなるのでできるだけ避けたいです。御句、中八です。それも、簡単に解消できます。
次に、下五の季語です。間違いとかではないですが、「暮れの春」、これは意味をお分かりでお使いでしょうか?
普通、「暮の春」と書きますが、春の夕暮れ(春の暮)の意味ではなく、春の終わろうとする頃の意味です。行く春、春惜しむ、晩春などという感じと同じです。
ネット歳時記などでは、一緒にしているものもあるようですが、私の手元の歳時記ではきっちり分けていますし、私もそのように教わってきました。
たなかさんがどのような意味でお使いかわかりませんが、ひとひらの花びらが散る、ということですと、当地では4月の初めから中ごろですので、まだ春の終わりを惜しむほどではないのではと思いますけど…。人それぞれですのでなんとも言えないですね。
ただ言えますのは、「暮れの春」は、「暮の春」と、「れ」は要らないと思います。
よろしくお願いします。
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