「糸トンボ我を気にせず浮きおりぬ」の批評
回答者 独楽爺
再訪です。
客観的観念について、もちろんオリジナリテイがないのはアウトてす。例えば、「地球は丸い」というのは読者の感動は呼ばないでしょうね。
次俳句は大好きです。
"じゃんけんで負けて蛍に生まれたの╱池田澄子
これは私にとっては、仏教にもある宿業という普遍的客観的観念を詠った句としてして味わい深いです。
ご参考までに。
点数: 1
添削のお礼として、独楽爺さんの俳句の感想を書いてください >>
作者 馬場芳樹 投稿日
回答者 独楽爺
再訪です。
客観的観念について、もちろんオリジナリテイがないのはアウトてす。例えば、「地球は丸い」というのは読者の感動は呼ばないでしょうね。
次俳句は大好きです。
"じゃんけんで負けて蛍に生まれたの╱池田澄子
これは私にとっては、仏教にもある宿業という普遍的客観的観念を詠った句としてして味わい深いです。
ご参考までに。
点数: 1
添削のお礼として、独楽爺さんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 なお
馬場芳樹さん、こんにちは。
御句拝読しました。トンボの習性をよく観察しておられますね。
二点、お伝えさせてください。
一点目は、植物とか、トンボとかの動物の季語は「蜻蛉」と漢字で書くようです。
次に、これは私だけのことかもしれませんが、自分以外の人や動物の頭(心)の中はわからないので、自分以外の感情や思考を詠まないようにしています。「我を気にせず」とのことですが、実はめちゃくちゃ気にしているかもしれませんよ(笑)。
そこで、
・糸蜻蛉何を考へ浮きをりぬ
ご自身のコメントから、描写に徹して
・日の陰を上へ下へと糸蜻蛉
よろしくお願いします。
点数: 2
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 独楽爺
おはようございます。
さっそくですが、俳句についてよく耳にするのは客観写生しましょう、観念的、感情的であってはならないなどの解説ではないでしょうか。
御句に則しそのあたりを少し整理させてください。
1 客観写生
トンボと関連する情景を描写。
例、「トンボは静止したまま、羽を震わすだけ、」
2 観念
そのトンボを見て抱く意識
「我に気付いていない。」
「気付いているがわが道を行く→唯我独尊だ、」
3 客観的な観念でとらえる。
主観的な感情や個人の意見に基づく判断や評価を排除して例えば、「トンボも地球に生息するいち生物」
4 感情でとらえる
寂しそう、ふてぶてしいやつ。
さて御句ですが、この内2に該当するのではと思います。しかし私は俳句として成立しやすいのはやはり1と3ではないかと、是非ともそちらの方をおすすめします。
"糸トンボ微動もせずに浮きにけり
"糸トンボ宇宙の塵と浮きにけり
長々とすみません。ご参考までに。
点数: 0
添削のお礼として、独楽爺さんの俳句の感想を書いてください >>
優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
糸トンボは唯我独尊で日陰を好き勝手に飛んだり、休んだりしていました。