俳句添削道場(投句と批評)

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来ぬと言ひ来たと思へば春眠か

作者 いがやらし  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

前回はありがとうございました。

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「来ぬと言ひ来たと思へば春眠か」の批評

回答者 なおじい

いがやらしさん、こんにちは。
御句拝読しました。面白い句ですね。

私がちょっと引っかかりましたのは、下五の「春眠か」です。

御句の情景ですが、私は孫が来たときのことと想像しました。思いがけず来たと思ったら、ずっと寝ている。寝顔も可愛いが、早く目を開けておくれ。とか思いながら、作者は優しく見つめている。

ただ、そうなると「春眠」がどうなのか。春眠は春になり暖かくなったので朝、なかなか起きられない、という意味が第一です。春の陽気に誘われて居眠り、という意味もあるようですが、私の情景だとどちらでもないような。

そこで少し読み替えさせてください。

・春の日や来たと思へば寝てばかり

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「来ぬと言ひ来たと思へば春眠か」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

いがやらし様、こんばんは!はじめまして。
私も初心者です。書ける範囲でコメントさせてください。

前回に続き、「五七五の定型」「季語一つ」の基本はきちんと踏まえられていますね!
ただごめんなさい、私の鑑賞力不足のためか、御句がどういう状況なのか、わかるようで微妙にわかりませんでした(できれば投句時のコメントに、どういう状況を詠んだ句なのか書いてくださると助かります)。
文字通りに読むなら「誰かを何かに誘った、来ないと言っていたのに来た、しかし寝てしまった」というストーリーでしょうか?恋人かな?

わからないながらに恐縮ですが、2点ほど書かせてください。

①前句の皆様のコメントにもある通り、俳句は十七音の短い詩のため、
「◯◯が◯◯して◯◯した」など「説明」や「物語」を描く→BAD
「写真のように一瞬を切り取る」イメージで詠む→GOOD
とされています。
その視点で御句を見ますと、「来ないと言った」「来た」「眠った」という3つの時間&3つの動作が登場しています。伝えたいメインの一瞬に絞った句にされた方が焦点も明確になり、詩としての深みが増すと思います。

②「春眠」は、春の気持ちよさのため朝になってもなかなか目が覚めない、という意味の季語かと思います。
つまり「眠った瞬間」というより「朝なのに起きられない状況」を示しているので、「来たと思へば春眠」という措辞で良いのか、やや疑問に感じました。
季語は俳句の主役ですので、「季語の本意(その季語がもっている情報)」をよく調べ、季語を生かしていくことを意識すると更に良い句になるかと思います。

例えばですが、
・春昼や部屋に眠りし君の顔
・麗らかや映画を前に眠る君
など…いがやらし様の伝えたかったことに近いかはわかりませんが、参考までに。

偉そうに長文をすみません。私も初歩の勉強中です。
一緒に楽しんでいけたら幸いです。またよろしくお願いします!

点数: 3

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「来ぬと言ひ来たと思へば春眠か」の批評

回答者 こま爺

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

動詞を多用する句は上手くいかないと学習し、私はそれに凝り固まっていますが、御句はちゃんと成立しているみたいです。

人皆身勝手という観念を、ちゃんと裏で主張しながら、理屈っぽい感じがしないのは、来ぬと来たのフレーズをリズミカルに連ねているからですかね,

一点、事実を淡々と描く方が理屈を更に消し、より俳句らしくなると思うの、一応次のように。

「来ぬと言ひ来たと思ひて春眠す」

今後ともよろしく。

点数: 0

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「来ぬと言ひ来たと思へば春眠か」の批評

回答者 めでかや

句の評価:
★★★★★

いがやらしさん、おはようございます。
始めましてですかね。宜しくお願い致します。

御句、私は好きですね。
なぞなぞの様な上五中七、答え(春)は下五に。
なかなかユーモラスな句であり、春眠の季語を使ったことで
最後はご友人(御伴侶様)の居眠りをする姿も浮かびました。
このまま、頂きます。

では、今後ともよろしくお願い致します。

点数: 0

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