「春遠く吐息白しや窓の外」の批評
回答者 なお
星勲さん、こんにちは。
御句拝読しました。
俳句は原則として、季語を一つ入れます。それはもうご存知のことと思います。
なぜ一つかと言いますと、二つの場合、違う季節であればどちらのことだか焦点がボケますし、同じ季節なら、短い十七音の中で二度も言うのは重複しもったいないからです。
御句との場合、「春遠く」、これは正式に季語かどうかは別として、明確に冬を示しており、季語と言えるでしょう。
加えて「吐息の白し」、これは「息白し」で冬の季語です。
息白しだけで春は遠いことがわかりますので、その分、他の要素を入れることができます。
そのほかにも「や」の使い方や、下五の「窓の外」とかもお伝えしたいことはありますが、今回はここまでで失礼します。
よろしくお願いします。
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寒さが戻ってきて、息が白い様を詠みました。