「ビル群のすき間に見ゆる冬茜」の批評
回答者 なお
彩雲さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。都会のきれいな景色をお詠みですね。
ただ、俳句は字数(正確には音数)が限られているので、「当然のこと」や「言わずもがな」のことは省いて音数を節約し、その分、他の要素を加えて詩情を高めようという工夫が求められます。
御句で言えば、「見ゆる」です。見えたから俳句に詠もうとしたので、見えなかったらそもそも俳句になりませんよね。
この「見ゆる」は省いて、その代わりに何か、もう少し映像を具体化するような要素を入れられないでしょうか。
例えば、
・仕事終えビルのすき間に冬茜
ご自身のコメントにある、「仕事帰りに」の要素を入れてみました。
または、
・高層のビルの谷間に冬茜
これだと、結構な大都会がイメージされると思います。
これらは一例ですが、大体の場合は「見ゆる」とか「聞こえる」とか、そういう動詞は省けることが多いです。参考になれば幸甚です。
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仕事帰りに