俳句添削道場(投句と批評)

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ドビュッシーまぶたに浮かぶ冬の月

作者 あんり  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

前回青花瓷の俳句を投句しました。気まぐれ亭さん、めいさん沢山のアドバイスありがとうございます。
今回はピアノと冬をテーマに俳句を作りたいと思い、この句を作りました。ドビュッシーの曲を聴いていると、自ずと冬の月が目の前に浮かぶ様子を詠みました。「月の光」に代表されるように幻想的なドビュッシーの音楽を月に重ねています。

実はもう一つピアノと冬をテーマにした俳句を作りました。
「雪の朝 悴む手で弾く ドビュッシー」
どの俳句が冬休みの課題で提出するのに適していますか?また、アドバイスがあればよろしくお願いします。

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「ドビュッシーまぶたに浮かぶ冬の月」の批評

回答者 なおじい

あんりさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。先に気まぐれ亭さんが素晴らしいコメントをなさっているので、私は出る幕はないのですが、一つだけお伝えさせてください。

ドビュッシーまぶたに浮かぶ冬の月

こちらは、いい感じなのですが、実際に空に出ている月を詠んでいませんね。「まぶたに」と言っても想像の中だけの話です。これは俳句では季語としては認めにくいです。

さらに、俳句では一般にこの語順ですと、「冬の月を見ているとドビュッシーがまぶたに浮かんだ」、という意味になる構成です。
これではあんりさんの句意に反しますね。
あんりさんのおっしゃりたいドビュッシー→冬の月の流れにしてなおかつ本当の月にするには、「ドビュッシーを聞いて空を見ると月が出ていた」とする構成が考えられます。

あるいはいっそ句意を変えて、空の月を見たらドビュッシーが心の中で響き始めた、というのもありかと思います。
課題、頑張ってください。

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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「ドビュッシーまぶたに浮かぶ冬の月」の批評

回答者 気まぐれ亭

句の評価:
★★★★★

こんにちは

まず結論としてどちらが適しているかは自分の気に入った方がよいと思います。
とだけいうと元も子もないので、投句いただいた方を前者、コメント内の句を後者として形式的に少し。
まず、後者は細かく言うと「雪」「悴む」で季重なりになってますので、どちらかを省いた方がよいと思います

次に俳句の技術の一つとして客観写生というものがあります
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A2%E8%A6%B3%E5%86%99%E7%94%9F
 「俳句は短いため直接主観を述べる余地がなく、事物を客観的に描写することによって、そのうしろに主観を滲ませるほうがいい」という考え方である。
もう少し端的に言えば、光景(視覚)を中心としてその他五感のイメージを具体的に描写すると良いという感じです
そうした時に前者は少し具体的な光景が少なく観念的のように感じられます
#そういう意味ですと後者の方が具体的ですね
また、「ドビュッシー」といえば「月の光」から「冬の月」とある程度連想は取れるので「瞼に浮かぶ」を省いて光景や聴覚に描写を深めてみるのが良いと思います

個人的には句材として「月」が「ドビュッシー」とが響いている気がします
ただ、今回は何かの課題ということで参考句はなしにしておきます
他の方のコメントと合わせてご自身で推敲してみてください

点数: 1

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「ドビュッシーまぶたに浮かぶ冬の月」の批評

回答者 めい

句の評価:
★★★★★

あんりさん。こんにちは。よろしくお願いします。

御句拝読しました。
中七、瞼に浮かぶという言葉なんですが、歌詞とかセリフのような感じが、するんですね。
で、クラシックが突然、演歌に、変わるみたいな?

そこで、句意は、変わるのですが、
▪連弾の冬の放課後カンパネラ

正確には、ラ▪カンパネラですが、伝わると思うのです。
こういう青春があったらいいなあという願望です。

点数: 1

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「ドビュッシーまぶたに浮かぶ冬の月」の批評

回答者 こま爺

句の評価:
★★★★★

はじめまして。

作曲家の名前「ドビュッシー」の効果はかなりおぼつかないと思います。それとまぶたに浮かぶは凡庸な措辞としてそれだけで評価を下げる可能性大です。

まぶたに浮かぶぼんやりした月は季語の力が弱いという問題もあります。

句の形としては一つの案ですが、上五と中七はドビュッシーの曲「月光」にまつわる措辞。曲名「月の光」で想像する情景、ピアノの短調の冷たい月とか。

それに下五に「冬の月」をくっけて下さい。
××××××の奏でる ××+ 冬の月

音楽をテーマにするのは難解だと思いますが頑張って下さい。

点数: 0

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