「原発や避難区域の花野はら」の批評
回答者 もんこ
竜子さま
丸き背への添削ありがとうございます。
在りし日、とすることにより気になっていた重複感が解消されました。
御句
原発事故から12年が過ぎた今、避難区域には花野が広がっているだろう、と想像したい気持ちは私も一緒です!
あくまでも想像ですが提案させてください。
・花野かな避難区域の柵超えて
宜しくお願いいたします。
点数: 2
添削のお礼として、もんこさんの俳句の感想を書いてください >>
作者 竜虎 投稿日
回答者 もんこ
竜子さま
丸き背への添削ありがとうございます。
在りし日、とすることにより気になっていた重複感が解消されました。
御句
原発事故から12年が過ぎた今、避難区域には花野が広がっているだろう、と想像したい気持ちは私も一緒です!
あくまでも想像ですが提案させてください。
・花野かな避難区域の柵超えて
宜しくお願いいたします。
点数: 2
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回答者 イサク
こんばんは。
【誰も足を踏み入れない場所】の「花野」というのはよくある考え方で、その場所をいかに鮮やかに描写するか、ということになってくるかと思います。
◆秋の花が咲いているだけでは「花野」ではありません。
「原発や避難区域の」で十二音を使っていますが、この言葉にあまり映像がなく、「花野」を補完できていないように感じます。
「花野」の「野」は「野原」のことなので、原発に秋の花が咲いていても「花野」ではないでしょうしね・・
◆そもそも、「原発」「避難区域」全て説明してしまうと、少し説教臭いかなあ・・・と思ってしまいました。
どんな場所で「花野」を見たのか、あるいは花野の実在について、リアリティ・説得力は欲しいと思います。
リアリティがなく「花野があるはず」だけでは【作者の頭の中にしかない花野】になってしまい、季語としての力が弱くなるかと思います。
たとえば「原発の周囲に花野あるらしく」こんな想像の花野では季語として説得力がないわけで・・
・避難指示解除区域の花野かな
点数: 2
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原発事故でも避難地区でも花は咲いている。