「旅の果て流れて茶屋のりんご喰う」の批評
回答者 なお
これさんさん、こんにちは。
御句拝読しました。東北旅行、いいですね!どこの県をまわったのでしょうか?
御句ですが、二点ちょっと気になりました。
一つ目は、卓鐘さんと同じく「流れて」です。なんだか、旅行というより、行き場がない流浪の旅のようですね。流れ者みたいな。「砂の器」の親子みたいな。
二つ目は、下五の「喰う」です。私もよく「りんご食べる?」とか聞かれたら、「おお、食うよ!」などと答えますので強くは言えないのですが、俳句でここで「喰う」と出てきますと、なんだかそれまであまり食べられなくて、ひもじくて、ここでりんごをめぐんでもらってガツガツ食べたように読めます(あくまで私個人の、私的感想です)。
そういう旅の振り返りであれば成功していると思いますが、そうではなく、東北旅行の最後に寄ったお茶屋さんで、とても美味しいりんごをいただきました、ということであれば、
・旅の果て茶屋の林檎の蜜の味
・旅の果て茶屋の自慢の林檎かな
というようなスタイルが私は個人的に好きです。
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東北に旅行した時の句です