俳句添削道場(投句と批評)

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杪夏懐かしきかな立夏の蝉時雨

作者 すずna  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

初投句です。
気付いたら夏ってすぐ過ぎてて、初夏の蝉の鳴き声が懐かしく感じるなって思って夏の終わりにかけた俳句作ってみました。思ったことを率直に書いたので五七五じゃないし「夏の終わりに、夏のはじまりのたくさんの蝉の鳴き声を懐かしむ」といったイメージの表現や言い回しがよく分からなかったのでもし良ければ教えて頂きたいです。

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「杪夏懐かしきかな立夏の蝉時雨」の批評

回答者 なおじい

すずnaさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。なんとなく、おっしゃりたいことはわかりますよ。
ただ、ちょっと厄介ですね。

まず、「思ったことを素直に書く」のはいいのですが、やはり俳句ですから五七五を意識しましょう。「サッカーは初めてなので手を使います」というわけにはいかないですよね。

次に、俳句は、いま目の前にあることを詠むのが基本です。もちろん思い出や回想を詠んでもいいのですが、その場合、五七五と同じに大切な「季語」の問題があります。
例えば、真夏に暑いので冬に雪だるまを作った思い出を詠むとかですと、「暑い夏彼と作った雪だるま」なんて、季節がいつだかよくわからなくなりますよね(笑)。

そこで御句を見てみましょう。
夏の終わりの秒夏(ごめんなさい、字が違う)に、立夏の頃の蝉時雨を懐かしく思い出しています。
気持ちはわかりますがこれはややこしい。

まずは今の光景を描いてみてください。そして適切な季語を選んで置けば、必ずや行く夏を惜しむ句ができるはずです。
卓鐘さんのコメントや提案句も参考になさってください。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「杪夏懐かしきかな立夏の蝉時雨」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

はじめまして。

そういう季節感を感じたり思いを持つことはいいですね。

俳句における季節感とは異なっているようです。
まず、俳句において夏は、
5,6,7月(正確には8月の立秋8日)までで、もう今は初秋です。
立夏は5月ごろです。このころに蝉はなきませんね。そして、おそらく七月ごろの蝉を今なつかしいと言われてるのでしょうけど、そのころは晩夏といいます。

すずさんは学生ですかね?
夏休みの開始前が終わりかけの今懐かしいといっているのかな?と思いました。

この頃の蝉は「秋の蝉」なんて表現がありますね。
さまざま夏の思い出秋の蝉
くらいで表現できそうです。

点数: 1

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「杪夏懐かしきかな立夏の蝉時雨」の批評

回答者 気まぐれ亭

句の評価:
★★★★★

こんにちは、はじめまして
立秋すぎたのでもう夏も終わっちゃいましたね
#とはいえまだまだ残暑厳しいですが、、、

さて、本句につきまして「蝉時雨」が晩夏の季語なので杪夏とかぶったり立夏と少し外れたりしちゃいますね
また、俳句は今その時を詠むことが多いので、その場にない蝉時雨を懐かしむ句だと季語の鮮度が落ちちゃうかもです
また、ご自身でも指摘している通り五七五に収まってません
最初は難しいかもですが難しいなりにチャレンジしてみるのが醍醐味であり楽しみだと思います

とまぁ、指摘だけだと堅苦しいので秋の季語「秋の蝉※」を使って一句詠んでみます
※秋も深まるにつれて蝉の声も弱弱しくなり、いつの間にか鳴き声もとだえてしまう
 秋の蝉静寂だけが残りけり
 残る蝉栄華の頃を嘆きけり

またの投句をお待ちしてます

点数: 0

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