俳句添削道場(投句と批評)

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ひまわりや君待つ木陰に日はさして

作者 有馬賢優  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

向日葵が立つ木陰で夏に「君」と待ち合わせをしているという俳句です。
もちろん会った後もいいだろうけど、その人を思いながら待っている時
間もまた、趣を感じるのではないでしょうか。ひまわりのような君と日
を掛けています。よかったらコメントください。

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「ひまわりや君待つ木陰に日はさして」の批評

回答者 卓鐘

はじめまして

中八ですね。あとひまわりと木陰の季重なりでは、ばらばらです。

ひまわりや君待つ間にも陽はさして

くらいでどうでしょう。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「ひまわりや君待つ木陰に日はさして」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

有馬賢優さん、こんにちは。初めまして。
私は、添えられたコメントの、「会ってからも楽しいが、その人を思いながら待っている時間もいいものだ」というお気持ち、とても共感します。
ですから私は、大切な待ち合わせは、遅れてはいけないからということより、待つことを楽しむために早めに行きます(笑)。

さて御句拝読しました。コメントは共感するのですが、俳句は少しお伝えすることがあります。
一つは盛り込みすぎということで、先程のように、「会ってからはもちろん楽しいが、待つ時間もあれこれ想像して趣きがある」という気持ちをたった十七音に入れる難しさ。
ましてそこに、「ひまわりのような君」「木陰の涼しさ」などを盛り込むとなると結構大変です。

次に、ちょっとチグハグな点。一般的に、ひまわりはさんさんと照る日を浴びてすっくと立っています。あまり木陰は似合いません。
また、木陰に日がさすとおっしゃっていますが、日がささなくて涼しいのが木陰の良さです。
もちろん、「君」が来たので木陰にも日がさしたようだ、という意味かと思いますけどね。

さらに申し上げると、俳句は季語といって、季節を表す言葉を一つ入れます。御句では、「ひまわり」で明るさ、「木陰(緑陰)」でちょっと暗い涼しさと、かなり高度なマッチングになっています。

お気持ちはわかりますが、もう少し焦点を絞ってみたほうがいいと思いますよ。
例えば、「今日は明るいひまわりのような君と待ち合わせだ!」
とか、
「今日は彼女と待ち合わせだが、暑いので涼しい木陰で待っていよう」とか。

参考になればうれしいです。

点数: 3

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