「緑の下抱っこの愛犬寝落ちする」の批評
回答者 イサク
こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。
三句同時投句ですね。
似た感想になりますので、投句順で一番最後だったこちらへ。
A 名も知らぬ樹樹の緑をクレヨンで
B 心地よき緑と風の一番ティ
C 緑の下抱っこの愛犬寝落ちする
どの句も「緑」を夏の季語として使っていると解釈すれば、季語ひとつの句になっており、俳句としては成立しているように思います。
またどれも日記的な文章を一歩脱出していて、詩を出そうとする努力は感じます。
Aの句・・個人的にはAの句が最も良いと思います。上五「名も知らぬ」は少しだけ気になりますね。作者が知らないだけで樹々には名前がありますし、上五音を埋めるためにありきたりな言葉を置いてしまっただけに思えます。
Bの句・・上五「心地よき」が作者の感想ですね。「心地よき緑と風」という単語の組み合わせはどこかから拾ってきた言葉のような感じを受けます。上五「心地よき」、季語「緑」、どちらにも工夫の余地がありそうです。
Cの句・・「みどりのした」「だっこのあいけん」それぞれ字余りしていますが、句の内容としては字余りをせずとも作れそうなので、気になります。
例えば上五を別の季語「緑陰」(りょくいん:木陰のこと)にしたり、「犬が寝るほどリラックスしている」ので、わざわざ「愛」をつけなくてもよさそうだったり・・
「寝落ちする」という俗っぽい言い方も、この句では気になりました。
Cだけ提案の句を置いて去ります。
・緑陰やだっこの犬の眠りおり
点数: 1
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最近はじめたばかりです。
基礎もわかりません。
よろしくお願いします。