「甕底に孑孑除けの銅貨五枚」の批評
回答者 イサク
こんばんは。
おー、この句はかなり工夫されてますね。
わざわざ「銅貨」「五枚」にしたところとか。
細かいところがありまして、
◆上五の助詞は「に」じゃない方が良いかも・・ちょっと散文的な「に」に感じます。
◆「孑孑除けの銅貨」これは明らかに説明です。
説明自体はあってもいいのですが、受け手が「説明された」と思ってしまうと少し詩が離れる気がします。
◆試みとしては面白いのですが、季語「孑孑」が句の中にいないので、この句の季節はいつ?という疑問も残ったまま終わります。
たとえば孑孑除けで夏に入れられた10円玉が、冬まで残された姿を詠んだ、と受け取っても詩はありそうなので、余計に季節が微妙になって・・
・孑孑除け銅貨が冬の池の底
・孑孑除け銅貨を夏の水甕へ
まだちょっと説明臭いですね。いない孑孑を十七音で描写しきれないので、主役を「甕」にした方がしっくり来ます。
・夏の庭十円沈む水の甕
点数: 2
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お世話になっております。
この季節になると
庭の水甕に孑孑(ぼうふら)が湧かないよう、十円玉を入れておく習慣があります。銅イオンに効果があるようですが、効いているのかなʕ´•ᴥ•`ʔ
よろしくお願いします😊