俳句添削道場(投句と批評)

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春の風つられて泳ぐチビの鯉

作者 出水美代  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

近所の子沢山の鯉のぼり。一番下の小さな鯉がお兄ちゃん達について回る小さな子と重なって。

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「春の風つられて泳ぐチビの鯉」の批評

回答者 イサク

はじめまして。よろしくお願いします。

池の鯉が春風につられて泳ぎだした、という詩的な句だと思っていたのですが・・
コメントを読んだらまさか「鯉のぼり」のこととは・・・
おそらく、御句の「鯉」を「鯉のぼり」と思う人はほとんどいないと思います。鯉のぼりは旧暦の端午の節句のものですので、夏の季語ですし・・

どうしても「春の風」といっしょに使いたければ、せめて「鯉のぼり」だとわからせる工夫は要ると思います。

・春風にふかれて泳ぐ鯉のぼり

とはいえ季重なりですので、季語「鯉のぼり」で詠むことをお勧めしますが・・

・鯉のぼり稚鯉は風に泳ぎをり

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添削対象の句『春の風つられて泳ぐチビの鯉』 作者: 出水美代
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