「鬼太鼓や荒海に舞う狂う鬼」の批評
回答者 イサク
おはようございます。以前もコメントしたイサクです。
前の句から、下五だけを変えた形ですね。
「荒海に舞う」という比喩にこだわりがあるのでしょうか?
私は前の句のコメントも覚えているのでわかりますが、やはり比喩の「荒海に舞う」が比喩に見えにくく、生きていないように思います。
おかえ様のコメントとも近いですが、荒海は風景として生かした方がよいと思います。
もう少し言えば、「鬼太鼓」と「狂う鬼」が近くなければ意味が通じにくいのですが、間に「荒海」が入ってしまって意味がわかりにくくなっているのも、原因かと思います。
さらにもう少し言えば「鬼太鼓」「荒海」「狂う鬼」を全部入れるのは少し詰め込み過ぎ・説明しすぎの感じもあります。
言いたいことを詰め込んで全部説明してしまうより、省略すべきを省略して受け手の想像に任せる、というのが俳句の持ち味のひとつでもあるので、少し整理してみることをお勧めします。
・鬼太鼓や鬼は荒海より跳ぬる
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季語は鬼太鼓です。
鬼太鼓とは厄除け、豊穣を祈願して佐渡で春に行われる行事です。まだ始めたてでわからないことだらけですが、「鬼太鼓」を使って芭蕉師匠のようないろいろと工夫がある俳句を作りたくて書いてみました。もしアイデアがあるかたは鬼太鼓を使った句を送っていただけると嬉しいです。