「轟音のヘリの微かに霞かな」の批評
回答者 つちや郷里
こま爺さんこんにちは。
コメントありがとうございます。
はい、「椿よし」の句が人に選ばれた句ですよ。
椿という季語の本意は私も理解しきれておりません。
この花は万葉集の時代から詩歌の世界において長い年月をかけて愛され育まれてきたものですね。
それゆえに人々の思いや念が込められてきた花ではありますが、私はこの季語をそこまで重く受け止める必要はないと思っております。
私がこの花で感じたのは、ある種の親近感や清潔感で、すっきりした気分によく合うのではないかと考えました。
もちろん、長い年月をかけて人々がこの花に込めてきた思いを無視するわけではありません。
新しい解釈を生みだすことを諦めてしまっては、この季語を後世に残すことができなくなるのではないかと考えております。
それと、「よし」という言葉は季語を説明する目的で使ったわけではありません。
後の十二音のフレーズとのバランスを取るために、季語を強調すると同時に清々しい気分を表現するための実感としてこの言葉を採用しました。
長文失礼しました。
またよろしくお願いします。
点数: 2
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ヘリの轟音が響くのに機影は見えない。霞む空にぼんやりと浮かぶのをやっと見とどけとという情景を句にしました。