「秋夕焼おみくじのこと言えぬまま」の批評
回答者 ハオニー
おみくじを引いたことも、その結果も、「言えなかった」のですね
「秋夕焼」という季語の選択、いいですね
どんな悩みも受け止めてくれるような、大きな季語です
秋の夕焼けの赤は、果たして何を象徴しているのでしょう?
作者の悔しさ、わずかな希望、懐かしさ...いろいろ考えられます
「これでいいの?」と思うのは、「言えぬ」です
「言えぬ」を選んだということは、作者は本当は言いたいんだなと解釈するのが当然です
もし本当はナイショにしておきたいのなら、「言わぬ」を選んでいなければならないのです
「言わぬ」なら、作者は自分の意思で言わないのだと分かりますから
しかし「また引きにいこう」というコメントからは、結果が悪くて言えなかったと考えられるから「言えぬ」でよかったのだと思います
私は俳句の先生ではないから、ここが悪いと指摘して無理やり直すことは出来ませんししたくありません
ただ、「これでいいの?」と問いかけることは出来ます
そしてその問いかけで、いい方向に導くことは出来ると信じています
といって、手直しを原作者自身に任せるのが「優しくしてください」です
「厳しくしてください」なら、ここから私がこの句を磨きます
私の答えを超えてみせろ、という私なりのメッセージでもあります
「秋夕焼」は下五の方がいいかもしれません
おみくじと言ったら新年の句だと、先入観が出来ているので「秋夕焼」で裏切りに行きます
おみくじのこと言えぬまま秋夕焼
助詞の使い方、意識して俳句をやっていけばいずれ立ちはだかる難関です
おそらく、竹内様はうやむやに出来なくてきちんと使いこなせるようになるでしょう
それを知らない人にも説明出来るようになっているでしょう
そのときが楽しみで待ち遠しいです
点数: 3
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また、引きにいこう…。