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秋の空靴裏の砂拭ききれず

作者 青山貝  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

避難訓練で上靴のまま校庭に出た後、校舎に戻るときに置いてある雑巾では靴底についた砂が取りきれないのを表現しようとしました。

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「秋の空靴裏の砂拭ききれず」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

青山貝さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。光景よくわかりますよ!

私がちょっと違和感を持ちましたのは、秋の空という季語と、中七以降に描かれている場面のズレですね。

上五の季語「秋の空」は、高く澄み渡った、広々とした空です。
対して中七以降は、外から校舎の中に入ろうとして靴の裏の砂が取りきれないというシーンですよね。目線はかなり下の、小さい部分に注がれています。
これはちょっと、マッチしていませんね。

例えばですが、

・上靴のままの校庭秋の空

これだと校庭にいますから秋の空と響き合うと思うのですよ。そして読者は、「あーあ、上履きで校庭に出ちゃって! どうしたの?避難訓練とか? ちゃんと靴の裏きれいにしてから教室に戻りなさいよ(笑)」と想像してくれないかなあ、と思うのです。

または、

・肌寒や上履きの砂拭ききれず

これは、上履きの砂を拭ききれなかったけど、ちょっと寒かったので、中に入ってしまったよ、という感じで、季語を変えてみました。

点数: 1

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添削対象の句『秋の空靴裏の砂拭ききれず』 作者: 青山貝
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