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初盆が過ぎて蟋蟀泣く夜かな

作者 開原修  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

今年、1月に義母が他界しました。福山で一人暮らしをしていましたが、心配で、昨年冬に東京の我が家で一緒に暮らし始めました。過去、肺癌を患い抗がん剤で治療を続けていましたが、まだまだ元気で死期が迫ってあるとは微塵も感じませんでした。年明け早々に容体が急変し、入院先でそのまま帰らぬ人となりました。皆に優しく、私にも実の息子の様に接してくれて、感謝の気持ちで一杯です。初盆は、皆で集まり福山でお参りする予定でしたが、コロナの第7波が急拡大で、それも叶わず自宅からお祈りしました。初盆が終わり故人を送ったころでしょうか、夜に蟋蟀の鳴き声が聞こえてきました。例年はは聞き流していた虫の声ですが、コロコロの鳴き声が寂しく聞こえ、生前の義母への想いが込み上げてきて、偲び泣く自分がいました。

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「初盆が過ぎて蟋蟀泣く夜かな」の批評

回答者 なおじい

開原修さん、こんにちは。
御句およびコメント拝読しました。
義理のお母様にそれだけ優しくして差し上げて、お義母さんもお幸せでしたね。
それは開原さんが、お義母さんに優しくしていただいたからですね。
とてもしみじみと拝読いたしました。有難うございます。

さて御句、風情がありお気持ちの感じられるいい句なのですが、二点気になりました。
一点目、初盆と蟋蟀の季重なりです。流れはわかるのですがどちらも季節を強く示しますので、一つで十分かと思いました。

二点目は下五の「泣く夜かな」です。この泣く、ですと、主語は開原さんになります。コメントを見てもそのようです。しかしそうなりますと蟋蟀の声が消えてしまい、作者の感情だけが立ってしまいます。ここは蟋蟀に「鳴かせて」欲しいです。

これだけ思いの詰まった句に手直しとかは申し訳ないのですが、ここは添削道場ですので、「私ならこんな風に思ったけどどうでしょう?」というのを置かせていただきます。

・逝きし義母送り蟋蟀鳴く夜かな

ちょっと動詞が多くなって、まだ推敲が必要ですが、よろしくお願いします。

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