俳句添削道場(投句と批評)

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真空や打上花火閃いて

作者 やまたろう  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

ご無沙汰してます。しばらく1人で作句の練習をしていました。
打上花火が光ってから音が届くまでの無音の時間を詠みたかったのですがこの句でその意図が伝わるかどうか……
そもそも真空という比喩が陳腐じゃないかとか……
何卒ご批評いただきたいです!

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「真空や打上花火閃いて」の批評

回答者 なお

ちえいさーさん、こんにちは。お久しぶりです。
俳句の勉強してらっしゃったのですか?すごい!ご熱心ですねー。
御句拝読しました。初読では、花火と真空の関係がわからず、「まそら」「まっそら」とか読むのかとも思いました。

真空は陳腐ではないと思います。なぜなら、意味が通じないので誰も使わないと思うからです。

私は提案句として、次のようなのを考えました。

・煌めいてのち音のする揚げ花火

こういうのを陳腐、いや、類想句というのかもしれませんが。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「真空や打上花火閃いて」の批評

回答者 つちや郷里

句の評価:
★★★★★

ちぇいさーさんはじめまして。
土谷海郷(つちやみさと)と申します。
久しぶりの御投句のようですね。
どうぞよろしくお願いします。

さて御句ですが
真空という言葉を持ってきたのは詩的で良い表現だと思いますが、やや伝わりにくいと思いました。

・揚花火閃く深閑の刹那

「打上花火が光ってから音が届くまでの無音の時間を詠みたかった」とのことなので、「無音」という言葉をさらに強調して「深閑」に。花火が光ってから音が鳴るまでの一瞬を詩的に「刹那」としました。
勢いと余韻を出すために「揚花火閃く/深閑の刹那」という破調の調べにしました。
どうでしょうか。

今後ともよろしくお願いいたします。

点数: 1

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「真空や打上花火閃いて」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。お帰りなさいませ。

「打上花火が光ってから音が届くまでの無音の時間」これを「真空」と比喩したのですね?これは陳腐かどうかというより、わかりにくい、わからないのではないかと思います。

打ち上げ花火は「閃く」ものですのであまりこの動詞は・・・なのですが、光と音のタイミングですか・・・
それって、打ち上げ花火の説明になってしまいますね・・・と思うのですが、

説明するよりも、受け手の記憶・経験にある「光ってから音が届くまでの静かな間」を想起してやるのがよいのではないかと思いました。

・煌めきて音届く間の揚花火

点数: 1

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添削対象の句『真空や打上花火閃いて』 作者: やまたろう
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