「月光が仄かに照らす笹飾り」の批評
回答者 つちや郷里
友也さんこんにちは。
一本足鳥居の句へのコメントありがとうございます。
説明文に書き忘れていましたが、「龍淵に潜む」の関連季語として「龍天に登る」という春の季語があります。
覚えておくといつか使えるかもしれませんね。
さて御句ですが
笹飾りと月の組み合わせはよく合いますよね。
しかし「月光」は秋の季語ですが、「笹飾り」も季語の匂いがします。
さらに言うと、「月光」と書けば「照らす」はいらないような気がします。
「が」という助詞ですが、散文的になりやすいので注意が必要です。
「が」を使うときは「〇〇というものが」とか「〇〇そのものが」という、ある程度の強い思いを込めて使うものです。
この強い思いによるプラス面と散文的になるというマイナス面を比べてみて、プラス面の方が大きい場合に使いましょう。
ちなみに「が」の代わりになる助詞は「の」です。
季重なりの対処法の一つとして、季語同士をくっつけるという方法があります。
また、コメントに「貴船神社」とあるので使ってみましょう。
・貴船神社月の光の笹飾り
・貴船神社や月光の笹飾り
一つ目の提案句は「貴船神社」を上五に字余りで置いた型です。
二つ目の提案句は五七五ではなく、七五五という定型を崩した破調の句です。
二つ目に関しては、あえて定型を崩す必要はないのですが、こういう型もあるよという意味も込めて提案してみました。
ご参考にどうぞ。
これからも俳句作りがんばってください。
点数: 1
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このページに来てくださり、心から感謝します。初秋になったとはいえ暑い日が続いておりますが、どうぞご自愛ください。
この句は「貴船神社・七夕笹飾りライトアップ」にヒントを得て作った句です。もしこれが電灯ではなく月光だったらと思って詠みました。月光がほのかに照らすやさしい光のなかで、小粋な夕涼みが楽しめると思います。
批評・添削していただければ幸いです。よろしくお願い致します。今日も惜しみない祝福がありますように。そしてさらなるご健勝とご健吟を心よりお祈り致します。私も至らない点が多いですが、精進して参ります。