「夏富士や激励されるスカウトら」の批評
友也さん、こんにちは。
御句拝読しました。
この句は日本の富士登山ということで、これまでの他の句よりも私は共感できる部分が大きいですよ。
ただ、どうもわかりにくいのですね。それはやはり、思い出が鮮明で、くまなく伝えたいと思うために、また、事実をそのまま伝えようと思うがために(これは友也さんの真面目な性格によるものでしょう)、要素を詰め込む結果、言葉の省略によりわからなくなるということではないでしょうか。
この句では「スカウト」、私は野球のスカウトしか頭に浮かびませんでした。どうしてここに野球のスカウトが出てくるのか?富士の麓で野球部が夏合宿しているところに視察に来て、「甲子園目指してがんばれ!」とか激励されているのか?とか。
解説を拝読したらボーイスカウトのことだと。彼らをスカウトと呼ぶとは私は知りませんでした。
そこで私の提案ですが、少し要素を減らして軽くしてもいいのではないですか?例えば、
・夏山のボーイスカウト励まされ
これも特に上手くはないですが、サンプルとしてみてください。夏富士は夏山に、スカウトはボーイスカウトとして、「激励され」は「励まされ」にしてみました。友也さんの思い出に反するものでもないでしょうし、ウソでもない。
これなら、わりとわかりやすくなるように思ったのですが、いかがでしょうか。
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この句は、私がボーイスカウトの幼年団員であるカブスカウトであった時に、夏の富士山に登頂した時のエピソードを句にしたものです。登っている途中に、白人の方から声をかけられ “Go for it, Boy Scout! (ボーイスカウト頑張れ!) “と言われて激励されました。アメリカなどの欧米ではスカウト活動が盛んなので、親近感を持ってもらえたのだと思います。
結局、仲間はみんな途中でリタイアし、残ったのは私だけでした。私は発達障害があったのでスカウトでも酷くいじめられていましたが、一人だけやり遂げされたことが嬉しかったです。山小屋で食べた高いレトルトカレーの味と、富士山から見たこの世のものとは思えないほど美しい御来光は生涯忘れることはないと思います。
批評・添削していただければ幸いです。よろしくお願い致します。
今日も皆様の上に惜しみない祝福がありますように。
人を感動させる素晴らしい俳句を詠むことができますように。
私も日々精進して参ります。よろしくお願いします。