「団扇もてニキビを隠すお年頃」の批評
回答者 なおじい
こんにちは。長谷機械児様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。なんとなく古風な雰囲気が漂う句ですね。
確かに「扇」ですと、「あらお恥ずかしい、ニキビ、お気づきになりました?おほほほ」とか言いながら隠すようなイメージです。
でも団扇ですと、お祭りの夜とかに、
男の子「あれ?お前、こんなところにニキビできてるじゃん?」
女の子「あ、やだ!見ないで!」
とか言って隠す、そんな青春CMみたいな爽やかな感じになりますね(笑)。
御句はこのままいただきますが、私は別バージョンとして、二人とも男の子という色気のない組み合わせを思い描いてみました。
・団扇もて仲間をはたくニキビ面
仲が悪いんじゃなくてふざけ合っているのですが、そんな感じ出てますかね?
点数: 1
添削のお礼として、なおじいさんの俳句の感想を書いてください >>
記念日俳句、7/27は「ニキビケアの日」。
自分はもうニキビなんてものは縁遠くなり、そんな年代の知り合いもいないので想像句。テレビCMの影響で、ニキビを気にする子が鏡を覗き込む画がすぐに浮かんだものの、さすがにそれは…、と、季語「団扇」という小道具に頼りました。「扇」も顔を隠す道具としてうってつけだけれど、ニキビに悩む青春時代に「扇」はお洒落すぎる気がして、「団扇」。
(携帯扇風機が広まっていて、今どきの青少年は団扇を持ち歩かないかも…)
作りながら気になったのは表記。漢字表記「面皰」はあまりに硬いので採らないとして、ひらがな表記の「にきび」は実生活で接した記憶に乏しい。グーグルで「にきび」と検索すると「もしかして:ニキビ」とカタカナ表記提案された…、こいつはカタカナ表記するものなんだろう。外来語でも生物名でもないけれど。
※ちょっと早いが、「天高し」「(テーマ)旅」の投句完了。「原爆忌」は、平和な日常風景との取り合わせにしてしまうと何でもありになりそうで弱った。さらに「流星」の投句先が2箇所というのも…弱った。