「梅雨入りて義理の新聞湿りをり」の批評
回答者 なお
さつきさん、こんにちは。
御句拝読しました。
なんだかさつきさんの句には辛口のコメントばかりしているようで気が引けます。申し訳ありません。
さつきさんの句には、コメントしたくなる何かがありまして…。ご容赦ください。
さて御句、二点気になりました。
一つは「義理の」です。私にとって義理とは、一つは血のつながっていない親族関係で、あとは「義理と人情の男の世界」のあれです。
御句では、「とる気はないけど仕方ない、断れない」というような意味ですね?後者が近いですね。しかし、すぐにはそうとわかりませんでした。
もう一つはなぜ義理の新聞(だけ)が湿るのか?がわからなかった。梅雨なら、義理ではない新聞も湿るときは湿るのでは?
もっとも、こういうことはわからなくてもいいのかもしれません。読み手がそれぞれに想像を働かせれば。
わかりにくいからわかるようにとすると説明調になりますしね。
私の想像は、梅雨時でなんでも湿りがちなので、開いて読む新聞はもちろん、義理でとっているので読まずに畳まれたままの新聞すら湿りがちだ、という句かと思いました。
・梅雨入りて読まぬ新聞湿りをり
点数: 1
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義理でとっている新聞まで湿っぽいです