「春うららキャベツをかじるやうさぎかな」の批評
こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。
初心者さんということですね。
御句、春の風景のなかでうさぎがキャベツをかじっている、そういう風景は伝わります。第一段階クリアです。
第二段階。季語や五七五で、問題が発生中です。
まずは五七五とその繋がり方。
◆真ん中の「キャベツをかじるや」が八音ありますね。これは「きゃべつかじるや」と「を」を省略すれば解消するのですが・・・下の理由で「きゃべつをかじる」と「や」を辞めましょう。
◆「春うらら」「キャベツをかじるや」「うさぎかな」とみっつに切れている形があまり良くない(三段切れ、と呼ばれています)ので、
季語は「春うらら」ではない方「キャベツをかじるやうさぎかな」がうさぎを表していますので、こちらをくっつけましょう。
ということで「キャベツをかじるうさぎかな」となります。
◆季語の問題は難しくて・・・
まず「春うらら」という季語が存在しません。
「うらら」で春のうららかさを表す季語になるので、「春うらら」という言葉は、それを二重に言っているのです。
また、「キャベツ」が夏の季語、「うさぎ」が冬の季語なので、季重なりだったりもします。これはもう、そのままでも仕方ないかと思います。
なので、できるだけ元の句を生かすならば
・うららかにキャベツをかじるうさぎかな
こんな感じです。
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俳句初心者です!
これは動物園の餌やり体験したときの句です!
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