「冴返る壊されてなお軒蜂巣」の批評
回答者 なお
弓削素直男さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。句意はわかります。燕の巣ならまだしも、軒下に蜂の巣を作られたら困りますよ。だから壊す。でもそれは、蜂さんにとっては、せっかく積み上げできたものを破壊されるわけですからかなわないですよね。
なんとも言えない状況ですね。
さて御句、季重なりはイサクさんのおっしゃっている通りです。おそらく、ご自分の感情が入り寒い気持ちになってしまったために、冴え返るから入ってしまったのではと思います。
また、下五の窮屈さはいただけないですね。
とにかく描写しましょう。
・蜂の巣やいつの間にまた軒下に
ご自分を蜂に見立てるのであれば、
・やられたらやり直すだけ蜂だもの
いやこれは賛同いただけるか不安がありますので、
・壊されてまた立て直す東北蜂
・壊れても造り直すぞ蜂の巣を
提案句を考えているうちに思いが募ってきましたので、勝手に東北の蜂にしてしまいました。すみません。
点数: 2
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蜂が軒下に巣作りをするが、そのたびに人間に壊される。しかし一匹の蜂はめげることなく、巣作りに励む。自分を蜂に見立て投影した感慨を詠う。