俳句添削道場(投句と批評)

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矢を射って矢を集めたる春日傘

作者 下河恵美子  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

弓道場を見学していたら女性弓道師の方が小さな日傘をさして的場の矢を取りに行く光景です

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「矢を射って矢を集めたる春日傘」の批評

回答者 なお

下河恵美子さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。厳しくしてくださいとのこと、他の方々と被る部分があろうかと思いますが、私からもお伝えします。

矢を射ればその矢を集めるのは普通のことです。ただ、その集める際に日傘をさしていたということが、この句のポイントですね。緩急ですね。矢を射る時は真剣勝負、笑みもない、言葉もない。
しかし一旦それを終えて矢を集める時は、リラックスしておられるのでしょう。女性弓道師が日傘をさしてのご登場。ここに感動があるわけですね。

わかりますが、俳句ではこんな長い時間は詠み込めません。動画ではなく写真だと思ってください。どの瞬間を切り取るか?瞬間を描写するのが俳句の醍醐味です。
御句は長い時間を詠んでいるので、字面から、日傘をさして矢を射って、日傘をさして回収するという、ちょっとおかしな読みになってしまいました。

・射りし矢を集めて回る春日傘

取り急ぎ、集めるところだけに焦点を合わせました。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「矢を射って矢を集めたる春日傘」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

はじめまして!と言いたいところなのですが、池田らいてふさんと同一人物ではありませんか?
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/15214
何を試されているのかわからないのですが、普通に投句して普通に質問を投げかければ良いと思うのですよね。
ここまで言って、全然違ったらほんとすみません。

御句、日傘に違和感あるものの一目おっと思ったら、名句「春ひとり槍投げて槍に歩み寄る」とほぼ似た構造ですね。オマージュであることを望みます。

点数: 0

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「矢を射って矢を集めたる春日傘」の批評

回答者 たーとるQ

句の評価:
★★★★★

下河さんはじめまして。

厳しくとのことで講評しますが、この句は時間軸を長く捉えすぎて、伝えたいものがぶれてしまっている所謂「詰め込みすぎ」という状態に陥っていると思います。
矢を討っている光景は別の句として新たに作り、矢を拾う弓道師にクローズアップすると上手くいくのでは。
→矢を拾ふ女弓道師の春日傘
(女性がもっと若いなら)
→矢を拾ふ新入部員の春日傘

点数: 0

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「矢を射って矢を集めたる春日傘」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。

上五「矢を射って」で、句の受け手の頭の中は「矢を射つ」という動作の光景から入ります。ですが下五で「春日傘」とくるので、「矢を射つときから春日傘をしている」というわけのわからない状態です。背中か頭にくくりつけているのでしょうか?

原因は他の方からも似た指摘のあるとおり、春日傘の句なのに「矢を射つ」という春日傘に関係ない行為から句に入れている、ということです。

卓鐘様紹介の類似句(有名な名句です)は季語を含む上五が「投げる・歩み寄る」両方にかかっても大丈夫(というか両方にかかることに意味がある)なので、多少の時間経過は気になりません。

名句に寄せたのか偶然なのかわかりませんが、名句との構造の違いを理論的に受け止めるチャンスですので、これはこれで受け止めて次の句を。

点数: 0

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添削対象の句『矢を射って矢を集めたる春日傘』 作者: 下河恵美子
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