俳句添削道場(投句と批評)

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御先にととられて笑う花見酒

作者 ごうざんぜ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

場所とりも札とりも、何事も早いもの勝ちですね

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「御先にととられて笑う花見酒」の批評

回答者 なおじい

ごうざんぜさん、こんにちは。御句拝読しました。
先に出ているイサクさんのコメントち少々かぶるところがあると思いますがご容赦ください。

御句、わかりにくいのは、「御先に」ですね。
まずごせんと読めてしまいます。
「お先に」のほうがいいと思います。
その上で、「お先に」は誰が言ったかによって、正反対のふた通りの意味に読めるから、どちらの意味なのかわからない点です。すなわち、
A. 「お先に」と言われて誰かが先に行動する
B. 「お先に」と言って自分が先に行動する。

次に「笑う」。なぜ取られて笑うのか?取れなかったから苦笑い?

俳句は読み手の想像の文芸とは言うものの、このままでは「よくわからない句」ということになります。

・お花見の場所を取られて苦笑い

整理するとこういう意味だと思います。ただこれでは凡人句ですから、これを推敲していくことになります。

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「御先にととられて笑う花見酒」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

何を取られたのか、どこで笑っているのか、が少しわかりにくい感じがします。
花見の席でお酒を先に取られている、という感じには読めます。
コメントからは「場所取り」かな?と思ったのですが、「札取り」とは何でしょう?

「御先にととる」のは他人だと思いますが、「とられて笑う」のは自分?それともまた別の人?
季語「花見酒」でお酒に注目した意味はあるでしょうか?
このあたりが整理できると、もう少しすっと入ってくる句になるかも?

・お先にととってとられて花見酒

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添削対象の句『御先にととられて笑う花見酒』 作者: ごうざんぜ
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