俳句添削道場(投句と批評)

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お洒落げに綿雪被る石灯籠

作者 よした 山月  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

よろしくお願いいたします。

郷里の母より送られてきた庭の写真
クリスマスイブの一夜で40cm
ほど積もり、ホワイトクリスマスとなったようです。

木々の中、石灯籠にこんもりと
でも軽そうな雪がのり、なんだか楽しそうに
また、暖かそうにみえました。

灯籠が微笑むわけはないのですが、そのように感じられもしました。

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「お洒落げに綿雪被る石灯籠」の批評

回答者 なお

こんにちは。よした山月様、いつもお世話になってます。再登場失礼します。
私の言葉が足らないせいで誤解なさったらいけないと思い、また出てきました。

擬人化についてですが、擬人化がいけないと申しているわけではありません。私の申し上げたいのは、相手の感情を「勝手に」推測して詠むことは避けたい、ということです。
例えば、「山笑う」「山眠る」は言うなれば外見であり、季語でもあるくらいですから問題ないのですが、山が楽しそうとか、辛そうとかは、「どうしてそんなことがわかるの?あなたに」となります。
これはあまり良い評価につながりません。

よしたさんはあふれる感情をなんとか俳句に詠み込もうとなさっています。それはもちろん素晴らしいことではありますが、いかんせん五七五しかなく、季語を入れなければならないので、表現の幅は自ずと制約があります。達人はその中でも宇宙や人生を語ってしまうのですが、一般にはなかなか難しいものがあります。

生意気なようですが、悩めるよしたさんに申し上げます。
・あまりにもすごい感動や衝撃は、俳句でなくエッセイとかショートストーリーとかで表現したほうが伝わる。
・相手の心情を推し量って「〜そうだ」「〜げに」というのは避ける。
・自分の感情を出す場合も、「寂しい」という直接的な表現でなく、例えば「誰もいない」とかで表現できたらいい。

余計なお世話だったかもしれませんが、何かの参考になれば幸甚です。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「お洒落げに綿雪被る石灯籠」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。おしゃれげというのは若干主観強めなのか、はたまた擬人なのですかね。オシャレげな顔してるということかな。嫌いじゃないけで、擬人難しいなー。コメントのこんもりくらいが一番ちょうどいいかなあ。

こんもりと綿雪被る石灯籠

点数: 1

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「お洒落げに綿雪被る石灯籠」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

いい線来ていると思います。

◆中七下五「綿雪被る石灯籠」は具体的な正しい描写で、だいたいそのまま行けそうです。
 「被る」を別の言葉にした方がいいかもですが、以下の問題の解決次第。
◆上五の「お洒落げに」がちょっと雑な説明ですね。
 しかも「石灯籠」を擬人化するような措辞ですね。
 擬人化はダメではないですが、安直に「擬人化すると詩っぽいよね」という素人句が多いようで、納得力がなければ嫌われがちなようです。
◆「石灯籠」が主役になっているのですが・・・これは仕方ないかも。そういう句意で作っていますね。提案句では少しだけ「雪」に寄せてみます。

・積もる雪は帽子の如く石燈籠
・燈籠の雪に飾られゆきにけり

点数: 1

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「お洒落げに綿雪被る石灯籠」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

こんにちは。よした山月様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。なかなか風情のあるお庭の景色ですね。
それにしても、「お洒落げに」はいかがなものでしょうか。例えば、子や孫の七五三とかであればいいと思いますが、石灯籠ですので…。
コメントにある「軽そう」「楽しそう」「暖かそう」「灯籠が微笑む」この辺の、「他の人物の心情の推測」が詠みこまれなかったのはよかったですが、「お洒落げに」も同じことだと思います。
とにかく情景を客観的に描写することが第一で、感情を入れる場合は、その情景を見ている自分の感情に限ったほうがいいと思います。ただそれも、情景描写で表すことができればその方がいいわけです。

提案句は、

・こんもりと綿雪被る石灯籠

これはげばさんと同じで悔しいので(笑)、擬人化のような句を。

・綿雪の帽子被りし石灯籠

点数: 1

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「お洒落げに綿雪被る石灯籠」の批評

回答者 ちゃあき

句の評価:
★★★★★

山月さん、こんばんは。Gさん、Iさん、Nさんに返信コメ書くのに手一杯で(笑)山月さんに手が回らず申し訳ありません。山月さんの句を読んでいつも感じるのは、真摯に俳句に取り組んでいらっしゃる貴方のお人柄と自然に対する温かな眼差しです。技術的な事は意見交換しながら作句していくうちに段々ついてくると僕自身も思ってます。お互いに頑張りましょう。(元ちゃあき)
・綿雪や郷里の庭の石灯籠

点数: 1

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