俳句添削道場(投句と批評)

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臥す祖母や海胆の小瓶を枕元

作者 輝久  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

腹胃壮様、かぬまっこ様、「俳句生活」での人選おめでとう御座います。

この句は中学生の時、末期の胃癌で自宅療養していた祖母が「海胆が食べたい」と・・
私は練り海胆を買ってきましたが、祖母は粒海胆が良いとの事で、とんぼ帰りで買い直しに行きました。

祖母の50周忌を昨年済ましました

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「臥す祖母や海胆の小瓶を枕元」の批評

回答者 ハオニー

これは「臥す」があるのに「枕元」でだめ押しするのか...
という点が一番大きいですね
塩豆様のおっしゃる通りです
これでは「枕元」が完全に説明の言葉になってしまいます

季語の鮮度が落ちたと考えられる理由、それはウニです
ウニは晩春の季語とされていますが、それは水揚げ量が多いからです
美味しいかどうかとは別です

ウニにはいろいろな種類があって、旬は種類によってバラバラです
だからこれは季語ではないと主張する方もいるようです
全てのウニをいっしょくたにするのは疑問があるそうでうんたらどうたら(

ウニは晩春の季語だと歳時記に登場したのは明治時代ですから、議論もまだ進んでいないのでしょう
結局、「ウニ」は季語の鮮度が高くないのです
ハオニーはこのように結論づけました

脱線したようですが、これは雲丹の香りを押し出して美味しそうに描写する必要があります 義務です
小瓶の中の雲丹では、雲丹の香りが届きません

臥す母へ雲丹の香届けたき夕べ
なんて、雲丹を求めて駆け回っているところを描写する方法は考えてみました
時間情報を入れる余地はありました

ハオニーはギャンブラーだから、こんな危なっかしい挑戦をします
臥す母の「う」の口ひと匙のウニに

さすがに、皆様の疑問にも答えないとハオニーじゃないと思いました
魚介類、少しは勉強しましたので

点数: 3

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「臥す祖母や海胆の小瓶を枕元」の批評

回答者 塩豆

いつもお世話になります!塩豆です。
弱っている母親の頼みですから、大体の事は聞いてやりたいものですよね。
鮮度としてはやや低いかも知れませんが、それでもこの俳句季語「海胆」は十分季語として機能していると思います。少し気になったのは最後に「枕元」で着地していることです。「臥す母や」と来ているのだから「枕元」という情報はそれほど大事なものではない気がします。どちらかと言うと最後は「海胆」など別の体言で締め括っとほうがいいかと思いました。
句意からはそれると思いますが…

垂乳根の(や)口元へ海胆運ぶ匙

ベストな添削ではないかもしれませんが参考になれば幸いです。

点数: 2

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「臥す祖母や海胆の小瓶を枕元」の批評

回答者 かぬまっこ

今日は👋😃輝久様も「人」選おめでとうございます🎉😉❤
景色の見える句だと思います。
上五を「祖母臥すや」にするとまた感じが違いますね。(^^;
こんなのはどうでしょうか❔

🔷臥す祖母の枕へ海胆の小瓶かな

点数: 1

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「臥す祖母や海胆の小瓶を枕元」の批評

回答者 腹井壮

輝久さん、こんにちわ。俳句生活の人選おめでとうございます。いつもコメント有り難うございます。輝久さんはすでにこの句が無季の句である事を理解されていると思いますが私も有季に転換する事はできませんでした。

臥す祖母に小瓶の海胆を見舞ひけり
病む祖母に小瓶の海胆を見舞ひけり

枕元まで描写したかったのですが情報量が多過ぎました。しかし、それを省いたせいでただの報告句になってしまいました。私の実力ではここまでです。ちなみに海胆を加工した物を「雲坦」と標記するのが一般的だそうです。

点数: 1

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