「臥す祖母や海胆の小瓶を枕元」の批評
回答者 ハオニー
これは「臥す」があるのに「枕元」でだめ押しするのか...
という点が一番大きいですね
塩豆様のおっしゃる通りです
これでは「枕元」が完全に説明の言葉になってしまいます
季語の鮮度が落ちたと考えられる理由、それはウニです
ウニは晩春の季語とされていますが、それは水揚げ量が多いからです
美味しいかどうかとは別です
ウニにはいろいろな種類があって、旬は種類によってバラバラです
だからこれは季語ではないと主張する方もいるようです
全てのウニをいっしょくたにするのは疑問があるそうでうんたらどうたら(
ウニは晩春の季語だと歳時記に登場したのは明治時代ですから、議論もまだ進んでいないのでしょう
結局、「ウニ」は季語の鮮度が高くないのです
ハオニーはこのように結論づけました
脱線したようですが、これは雲丹の香りを押し出して美味しそうに描写する必要があります 義務です
小瓶の中の雲丹では、雲丹の香りが届きません
臥す母へ雲丹の香届けたき夕べ
なんて、雲丹を求めて駆け回っているところを描写する方法は考えてみました
時間情報を入れる余地はありました
ハオニーはギャンブラーだから、こんな危なっかしい挑戦をします
臥す母の「う」の口ひと匙のウニに
さすがに、皆様の疑問にも答えないとハオニーじゃないと思いました
魚介類、少しは勉強しましたので
点数: 3
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腹胃壮様、かぬまっこ様、「俳句生活」での人選おめでとう御座います。
この句は中学生の時、末期の胃癌で自宅療養していた祖母が「海胆が食べたい」と・・
私は練り海胆を買ってきましたが、祖母は粒海胆が良いとの事で、とんぼ帰りで買い直しに行きました。
祖母の50周忌を昨年済ましました