「車をも先回りして虫時雨」の批評
こんばんは。いつも温かなコメントありがとうございます。
神割崎の句は表現に迷ってしまい、波の駆ける様を詠みたかったのに波飛沫のことと読み取れる描写(跳弾)を選んでしまいました…反省です。はやさんの仰るように、神様が雷で持って割いた岩に銃の描写は微妙でしたね。
パルクール採用での「駆け昇る」の措辞が良いですね。龍が駆ける様のようにも見えてきます。うーん、皆さんの知恵を借りないとかっこ良く詠めなくて未熟者だなぁと痛感します。
御句拝読しました。
視点と発想が良いですねー運転中も虫の音はよく聞こえますから、虫の音の聞こえるところで車両に乗らない人以外は間違いなく共感できると思います。
上五中七が説明的で、特に上五の「車をも」は音合わせような印象です。
〈上五〉〇〇道を虫時雨……とすれば、高速道or東海道など具体的な高速道路の通称+助詞「を」+季語で、はやさんの言いたいことは表現できると思います。となると、上五が自由枠になりますね。時間帯の描写を入れるとロマンチックさが出そうですし、誰かと一緒にいる光景としても良さそうですね。急いで家に帰る雰囲気など色々な選択肢ができると思います。
ちょっと思い付いたのは、上五を「ガラス越え」などとしたら車で高速運転中にどこまでも聞こえる虫時雨っぽくないですかね?ガラスだと弱いかな窓がいいかな…
詳しい助詞の効果は、しりとり企画の元になった夏井先生のYouTubeがわかりやすいと思います(最近見ました)
追伸:げばげばさん、リフレインですが私は全然使いこなせてません(笑)
添削のお礼として、74さんの俳句の感想を書いてください >>
車で高速道路を走っていても延々聞こえ続ける虫の声。不思議だなあすごいなあと常々思っていたのですが、その降るように聞こえる虫の声を「虫時雨」というのですね。なんて風情のある言葉!と気に入って作ってみました。
でも読む人の立場から考えると、車を停めないと虫の声が聞こえづらいのかなあ…と悩んでいます。