「陶匠の眉のきりりと秋の雷」の批評
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句、この秋の雷は自分の作品に対する厳しさなんですね。眉のきりりとした陶匠が、できばえの良くない作品をパリンパリンと割っているのですかね。
先日、濱田庄司さんの海外記者からのインタビューで、器の線に対して「これは15秒で書かれた線ですね」と聞かれて、「いや、60年と15秒です」と答えたという話を聞いて、自分の中にずっと刺さっています。芸術でも実生活でも何事でも、今の自分の考えや行動や言葉や生み出すものすべては、自分の生きてきたことすべてから出るものなんだし、一本の線を引くのにも、自分の60年の積み重ねの一本の線なのだと。うーむ、なるほど。
そんな濱田庄司さんを思い浮かべた句でした。いつも私ごとき駆け出しが感想を言わせていただいて、コメント欄に長々と書かせていただいています、今回もお邪魔しました(*'▽')
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作品づくりには厳しい。おりしも雷が。