俳句添削道場(投句と批評)

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今朝の秋気づけば菜切る音寂し

作者 三日酔いの防人  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

皆様、こんにちは、朝晩涼しく、もうすっかり秋ですね。
我が家の道向かいは親子で床屋さんを営んでおり、この夏に70代のお母様が脳梗塞で倒れてしまいました。幸いにも命に別状はありませんが、年内はリハビリのため入院するそうです。
気さくな方で、親しくして頂いておりましたのでとても心配です。毎朝、向かいの台所からは、奥様の小気味良い、包丁の音が聞こえてきたのですが、最近は旦那様が台所に立っているのか、少し頼りなく、寂しげな包丁の音です。
皆様に御指導頂きたい点についてですが、この句が御近所さんの様子であることが伝わるかというところです。

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秋のあさ隣家の菜切る音寂し

回答者 雨々

酔いどれ防人さん こんにちは^ ^

御近所さんの様子であることが伝わるかということですので まずは素直に 隣家の、としてみました。(お向かいさんのようですが そこはご容赦)
酔いどれ防人さんは、「気づけば」をご近所さんを指す言葉としてお使いになったと思いますが 逆にそれがややこしくしているかなー
今朝の秋、とあるので 秋らしい何かに気づいたともとれますし 何かに気づいてしまったので菜を切る音が寂しく感じる、ともとれます。
なので「気づけば」を外し、「隣家の」と入れました。

上五の今朝の秋を秋のあさにしたのは この句は「ああ、秋のであるなぁ」と何かを発見して感動したという句ではないからです。

秋のあさに隣家から寂しげな包丁の音が 聞こえて来るよ、と ストレートすぎるかなとも思いましたが 提案させていただきました^ ^

点数: 7

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硬き音の菜切り包丁今朝の秋

回答者 ハオニー

近所のご家庭の包丁の音が聞こえてくるとは、プライバシーは筒抜けですね…

この句は作者さんか、もしくは奥さん(旦那さん)が包丁で何かを切る音がどこか寂しげであると解釈するのが自然です
「この人は料理をしながら物思いに耽っているのか?」と読むことも可能な範囲にはあります

これは手直しすると、相当変わってしまいます
まずは要らない表現を抜きます
今朝の秋は「秋の気配を見つけたぞ!」という季語なので「気づけば」は真っ先に消えます

次は少々疑問な点を
「包丁を使い慣れていない」ことが秋の気配とは、私にはそう思えません
でも、今朝の秋をそのまま置いてみます

今度は「菜切る音」を12音分で描写します
「包丁」か「台所」か、そのあたりの情報がほしいです
包丁の音がぎこちない、とあったので私なりにちょうどいい12音を見つけてきました

この手直しの句なら、「包丁、買い換えたばかりなのかな?」とか「秋は菜切り包丁が活躍するのよね」とか「奥さんが家にいなくて、慣れない人が包丁使っているのかな?」とか、いろいろ物語が発生します

倒れた奥さんという読みをする人が現れることに期待しましょう そこまでは一句に収まりません

点数: 2

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包丁の乱れるリズム秋の声

回答者 腹井壮

酔いどれ防人さん、こんにちわ。

近所から聞こえてくる音の表現をかなり気にされていたようなので季語を「秋の声」に変えさせて頂きました。

自分も不要と思った部分をかなり削り字面が大きく変わってしまったのであくまで参考程度に。

点数: 2

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「今朝の秋気づけば菜切る音寂し」の批評

回答者 森田拓也

酔いどれ防人さん

こんにちは
いつもお世話になり、どうもありがとうございます。
僕の句への添削をどうもありがとうございます。
僕の句の弱点は季語を説明してしまうというところなのですが、
酔いどれ防人さんのご添削で、季語の活かし方の表現を大切に学ばせていただいています。
ノートに写させていただいて、先ほどから暗唱させていただいています。
どうもありがとうございます。

ご近所のお母様、心配ですね。
まあ、命に別状はないとのことで少し安心ですが。

「今朝の秋」「気づけば」というご表現から、限定的に今日何かが起きたのだとのことが、よく伝わってきますね。
「菜切る」というご表現が日常性を感じますし、下五の「音寂し」から、
不穏な出来事が起きたのだということが察せられますね。
僕も素人なりにですが、ちょっと考えさせていただいてもよろしいでしょうか。

今朝の秋隣家菜切る音寂し

音寂し隣家菜切る秋の今朝

寂しけり隣家菜切る秋の朝

うーん、素人考えでおかしいかもしれません。
どうもすいません。

点数: 2

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「今朝の秋気づけば菜切る音寂し」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

はじめまして。
拙句の評価ありがとうございます。

御句をよませていただいて、この句が心に刺さりました。音で気づく不在。寂しさが伝わります。

点数: 1

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