俳句添削道場(投句と批評)

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盆過ぎてぽたりぽたりと蝉の腹

作者 櫻井真由美  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

今朝、落ちている蝉を見て閃きました。少し残酷ですが、季節のうつろいと儚さを感じました。

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「盆過ぎてぽたりぽたりと蝉の腹」の批評

回答者 げばげば

こんにちは。
再登場失礼します!

なおじいさんの「蝉の腹これでどつこい生きてゐる」が、なおじいさん節というかめちゃくちゃ良くて再登場してしまいました(*'▽')私も「十日目の蝉がもがく」くらいの措辞でそこら辺を表そうとしていましたが、「これでどつこい生きてゐる」は、もう、境地が垣間見えるというか、なおじいさんにしか出せない、めちゃくちゃ佳句と思います。
実は「盆過ぎてぽたりぽたりと命落つ」これもいいですね。ぽたりぽたりで蝉かなとは思うのですが、いろいろな読みができて深いし。

これは、櫻井さんの「蝉の腹」からいろいろな想像が始まっているので、その措辞やはり素敵なんですよねー。

櫻井さん、ぜひ、櫻井さんも他の方の句にいろいろ感想を寄せてみてください。添削でなくても他の方の句の感想を言ううちに学ぶことがとてもたくさんあります(*'▽')

句の評価:
★★★★★

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「盆過ぎてぽたりぽたりと蝉の腹」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。櫻井さん。
はじめまして、げばげばと申します。

御句、拝読しました。
蝉の亡骸の季節になってきましたね。道に転がっていると、季節の移ろいや命のはかなさを感じますね。
「盆」「蝉」ともに、季語になるので、蝉の腹で、季節の移ろいは十分表せたかもしれませんね。では上五が省けた分、何をしましょう。
要素を足すのも一つです。朝の様子や場所(裏山とか通勤とか・・)という光景の要素を足すということです。他にも、蝉の様子をもっと詳細に描写していくこともできます。今のままでいくと落ちてくる光景ですと、
「蝉の腹ぽたりぽたりと落ちにけり」とかですかね。
また
「十日目の蝉の腹なほ踠きたり」
これは、もう落ちて、もがいている蝉の腹にぐっとズームアップしてみました。
鳴きまくって、命を全うして、そして、地に落ちて、でも、まだもがく10日目の蝉です。(まあ、10日目かどうかは見てわからないので描写ではありません。意図を持って10日にしちゃいました。これはイマイチと指摘受けるかも)

いかがでしょうか?どこをクローズアップして描写したいか、とか、何を読み手に届けたいかによって、いろいろ変わってくるので、俳句ってとても面白く思います。たった17音に限られていて、すべてを書けない分、あとは読み手に預けるというところが、さらに面白いところです。他の方のコメントも参考にしつつ、ぜひいろいろ推考してみてください(*'▽')

点数: 1

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「盆過ぎてぽたりぽたりと蝉の腹」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

櫻井真由美さん、こんにちは。

御句、拝読しました。その感想と提案句を置かせていただきます。

御句、情景が鮮やかに浮かび上がり、共感しやすくて好きな句です。
季節の変わり目を、その季節の代名詞と合わせて上手く詠んでおられると思います。

ただ、げばげばさんが言っておられるように、「盆」と「蝉」と季語が重なっています。音数制限がありますから、どちらか一つにしてみましょう。
「ぽたりぽたり」。上手い表現です。実際は、見ているうちにぽたぽた落ちてくるわけではない。しかし、それまでは木にしっかりとしがみついていた蝉が気がついたら路上にいる様は、まさに「ぽたりと落ちた」と言い得て妙であります。
私は最初は「あちらこちらに」とかどうかと思いました。実景としてはこの方が適切かもしれませんが、気持ちを付加すると「ぽたりぽたり」ですね。
下五「腹」。上手いなぁ。私が同じ情景を詠んだら「亡骸(なきがら)」とかにしそうです。ただ、これは提案句のところで言いますが、必ずしも死んでいるわけではない。だから腹でいいのですね。

提案句ですが、まずは季語「盆」を使わない句です。
「満ち足りてぽたりぽたりと蝉の腹」
本当に満足したかは当人(当蝉?)でなくてはわかりませんが、とりあえず、子どもにも捕まらず、鳥にも食べられずに天寿を全うしたのだろうと。
「蝉の腹これでどつこい生きてゐる」
腹を向けてこんな路上にいるが、まだまだ死んじゃいないぞ、という蝉の意地(?)を示しています。
次に、「蝉」を使わない句。
「盆過ぎてぽたりぽたりと命落つ」

私のコメントは以上ですが、先にコメントを寄せてくれたげばさんはとても丁寧にアドバイスしてくれています。「十日目の蝉」もいいと思いますよ。「八日目の蝉」より少し長生き。

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添削対象の句『盆過ぎてぽたりぽたりと蝉の腹』 作者: 櫻井真由美
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