炎昼に線香一本分の熱
回答者 イサク
こんにちは。
これは「溽暑」を使わなくて正解だと思います。
「溽暑」の暑さに、重ねて「線香一本分の暑さ」を加えるのが、季語と近すぎて説明っぽくなる上に「増えた分がたいしたことない」感じなので・・・
とはいえ「夏の宵」で句意は卓鐘様の説明通り「残る暑さが線香一本分の感じ」になってしまっているかと。
下五の「暑く」が季語っぽくて気になるのとあわせて、提案句。
点数: 1
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作者 タケモト 投稿日
回答者 イサク
こんにちは。
これは「溽暑」を使わなくて正解だと思います。
「溽暑」の暑さに、重ねて「線香一本分の暑さ」を加えるのが、季語と近すぎて説明っぽくなる上に「増えた分がたいしたことない」感じなので・・・
とはいえ「夏の宵」で句意は卓鐘様の説明通り「残る暑さが線香一本分の感じ」になってしまっているかと。
下五の「暑く」が季語っぽくて気になるのとあわせて、提案句。
点数: 1
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回答者 卓鐘
とてもいい句だと思います。ただ、コメントとは少し句意が違うかもしれません。「夏の宵」って夏の暑い夜という季語ではなくて、日中は暑いけれども、日が暮れていくにしたがって過ごしやすくなった涼やかな宵のことです。
なので、あーやっと涼しくなってきたけどちょっと暑さが残る。あーこの暑さは、供えられているあの線香1本分の暑さなのか。と、そんな意味になるかと。
それはそれで、普通に良い句だと思います。
コメントに寄せるならという提案句。
点数: 2
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回答者 げばげば
こんにちは。
はじめまして、タケモトさん。
御句拝見しました。
たしかに、線香というと、お盆の仏壇やお墓参りなど夏のイメージがありますね。でも、私は逆に線香の匂いを嗅ぐと、すっと涼しさを感じる人間です。人それぞれ、香りに対する印象も変わるから面白いですね。
線香一本分暑く感じるという措辞おもしろいですね、詩を感じました。
せっかくなのでおっしゃる通りじりじり暑い「溽暑」を季語に提案句。
あえて、線香一本と書かずに、線香の煙にまずはクローズアップしてみました。
15センチってなんの数字やねん伝わりにくい、線香一本分の方がわかりやすいぞ、という意見もありそうですが。ポピュラーな線香は14・5センチということで。具体的な数字が、じわっと暑さを増す感じを出せないかなと考えたものです。いかがでしょうか?
点数: 1
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優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
初投稿です。
線香を立てて手をあわせているとき、じっとりとした暑さを感じると思います。その暑さに、線香一本分暑さが増しているからまさにこの暑さなのではないかと思い詠みました。
最初は、褥暑を季語にして、詠もうかと思いましたがうまくまとまらず、夏の宵という季語にたくしました。
夏の暑さに、線香一本分のあつさが加わっていることを表現できているかをみていただけたら幸いです。