梅雨旅に子ら寝覚めしや豪雨きて
回答者 イサク
こんにちは。
「サドル」の句からやんわりとお伝えしておりますが、十七音に対して入れたい要素が多い傾向があります。
詰め込んでいる俳句には、軸となる「詩」がなく、意味がわかったとしても日記か報告文のようになってしまいます。
この句は「伝わらない」句ですね。
某先生の教えでは、「季語」と「他の要素ひとつ」ぐらいで、十七音にはちょうどいいということです。ご参考まで。
(「季語」あるいは「他の要素」を研ぎ澄ましていくために、残りの音を使うということですね)
この句では季語「梅雨」の他に、何を軸にしましょうか・・・?
↓下に、説明っぽい悪例を出しておきます。少し省略しても、要素の多い句というのはこんな風になります。
・梅雨の旅海の音ではなき豪雨
・梅雨旅の子は豪雨にて飛び起きる
・飛び起きて窓の外見る梅雨の旅
(以上悪例です)
点数: 1
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
小学校時代の臨海学校、内陸に住んでいる私たちは「朝は海の音で起きるよ!」と聞き、朝起きて大喜びで海の音だ!と窓を開けると梅雨まっさかりのその時期は大雨……という残念な思い出の句です。
季語を活かすのが難しい。その点のコツなどもぜひ教えてください!