俳句添削道場(投句と批評)

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海の音か飛び起く子らに旅は梅雨

作者 ぽもこ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

小学校時代の臨海学校、内陸に住んでいる私たちは「朝は海の音で起きるよ!」と聞き、朝起きて大喜びで海の音だ!と窓を開けると梅雨まっさかりのその時期は大雨……という残念な思い出の句です。
季語を活かすのが難しい。その点のコツなどもぜひ教えてください!

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梅雨旅に子ら寝覚めしや豪雨きて

回答者 イサク

こんにちは。

「サドル」の句からやんわりとお伝えしておりますが、十七音に対して入れたい要素が多い傾向があります。
詰め込んでいる俳句には、軸となる「詩」がなく、意味がわかったとしても日記か報告文のようになってしまいます。
この句は「伝わらない」句ですね。

某先生の教えでは、「季語」と「他の要素ひとつ」ぐらいで、十七音にはちょうどいいということです。ご参考まで。
(「季語」あるいは「他の要素」を研ぎ澄ましていくために、残りの音を使うということですね)

この句では季語「梅雨」の他に、何を軸にしましょうか・・・?
↓下に、説明っぽい悪例を出しておきます。少し省略しても、要素の多い句というのはこんな風になります。
・梅雨の旅海の音ではなき豪雨
・梅雨旅の子は豪雨にて飛び起きる
・飛び起きて窓の外見る梅雨の旅
(以上悪例です)

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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児童らの旅荒梅雨に見舞われり

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

ぽもこさん、こんにちは。

初心者の句にありがちな特徴として、一句の中にあれもこれも入れようとした結果、17音の器を溢れさせてしまう。というのがあります。
ぽもこさんの句も、「旅」「海の音かと思った子」「飛び起きる」「梅雨の朝」と、要素がギッシリ詰められており…
その結果、読解が難しい句になるのはもちろんのこと、この句では結局のところ何を強調して読みたいのか?が散漫になってしまっています。

「海の音かと勘違いした」「飛び起きた」などの要素を諦めれば句はだいぶスッキリします。
あくまで一例ですが
「児童らの旅は梅雨となりにけり」
とか。

今一度、自分がどのような景を描きたいのか向き合ってみるのをお勧めします。

ご存知だったらすみませんが、一応「遠足」「臨海学校」などは季語となりますので、推敲の際はお気をつけ下さい。

点数: 1

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添削対象の句『海の音か飛び起く子らに旅は梅雨』 作者: ぽもこ
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