亡き母よ風に咲える彼岸花
回答者 ハオニー
伝わってはいます
「手向け」のおかげで分かる面もありますし、そのせいで理屈っぽい面も出ています
なんといっても「手向け」という表現が説明的なんですよね
川柳なら説明っぽくなっても分かりやすくすることに比重を置くようですが、俳句は目の前の映像を自分の目に映ったまま表現することが大事です
彼岸花が風に揺れる、と言いたいはずなのに、「母に手向けて」が間に来ることで映像が分断されることも気になります
彼岸花が風に揺れて、亡き母が笑ってくれたのかもしれないと重ね合わせるなら、「咲(わら)う」という擬人化が一番です
彼岸花は咲いていて当然ですが、「咲う」を使うだけの理由を作れそうですから、覚悟して使いましょう 擬人法は失敗すると無残なことになるテクニックですから
「手向け」を消すと、母が生きているのか亡くなっているのか分からないため、はっきり「亡き母」とします
風、揺れる、音数の都合上片方しか使えないため、「風」にしました
余談
体言止めのほうが、動詞で終わるよりも余韻がある気がする
点数: 1
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句意)亡き母の墓に彼岸花を添えました
彼岸花はまるで母からのお礼のように風に揺れました
初めて俳句の二句目です これで読み手に伝わるのか分かりません 添削をよろしくお願い致します